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佼成学園女子 国際教養大学合格 英語教育の一貫性

☆佼成学園女子は、徹底した英語教育で有名であり、そのため応募者も、大学合格実績も毎年増えている。端的な成果に結びついているところが爽やかである。その象徴的な成果が国際教養大学合格だろう

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☆「英語の佼成学園女子」といわれるほど、英語教育が徹底されているわけだが、何も難しい英語の教科書を必死に勉強しているというわけではない。本当の英語教育とは、トータルな学びの環境を作り続けるということなのだ。

☆グラマー、リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングは、当たり前のように徹底しているが、それにコラボレーション、プレゼンテーション、なんといっても留学というエクスペリエンス。このトータルな英語の学びの活動は、英語におけるアクティブラーニングともいえる。

☆文科省が提唱している大学初年次教育の中の「汎用的技能」、いわゆるジェネリックスキルを、すでに実施しているということを意味する。しかも日本語ではなく英語で。

☆そして「学習の転移」として、他教科や部活や行事にその学びのシステムが展開していくように、自覚的に学校全体で取り組んでいる。

☆この一貫性は、すばらしいことだが、それは目に見えない。だから、感じ取った受験生や保護者だけが、同校を選択し、学園生活を大いに楽しみ大いに学び、それぞれの目指す大学に進んでいく。今のところの秘密の花園である。

☆しかしながら、佼成学園女子の教育と結果的に同期している教育を行っている国際教養大学に入学する軌跡が、今回くっきりとみえたというわけであるから、佼成女子ブームが沸き立つかもしれない。

☆国際教養は、設立されて実はまだ7年ぐらい。それなのに、急激に高い人気を勝ち取り、就業力も輝かしいランキングに位置し、さまざまな分野から大注目を浴びている大学。その内容については、同校サイトに詳しいので、そちらをご覧いただきたい。

☆偏差値も、学部によっては東北大学、大阪大学など旧帝大よりも高くなっている大学である。

☆もちろん、一貫性と言うからには、英語と言えば伝統的に上智大学であるから、そこにもたくさんの生徒が進んでいる。すでにAO入試や推薦入試で、今年も以下のような大学に進学が決まっている

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☆実に英語教育の一貫性が顕在化しているではないか。大学入試はこれからクライマックスを迎える。ますますの成果が期待できる。

☆そうそう、忘れてはならないのは、佼成学園女子の教師のコーチング力とプロデュース力である。「英検祭り」という学内挙げての大イベントを毎年実施している。このイベントの最大の効果は、成果がすぐに出ることだ。大学入試まで、このイベントで、成果を積み上げていくわけである。最終的には英検1級をゲットする生徒が毎年誕生するほど。

☆この手法は、ディスにランドのマーケティング手法。クイックウィンをこまめに重ねていく手法である。成功する組織は、やはり同期している。国際教養大学の全員一年間留学体験をするカリキュラムも、同じ手法である。

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