洗足学園 元祖イノベーティブスクール
☆イノベーティブティーチャー学会を主催している小村氏が、洗足の前田校長と話を交わしてきたことについて、同学会facebookに書き込んでいるので、そのままご紹介しよう。
☆興味のおありの先生方は、ぜひイノベーティブティーチャー学会の小村氏にリンクしてみてはいかがでしょう。
今日は久々に洗足の前田校長を訪問し、2時間近く意見交換をさせていただきました。洗足は元気ですね。今年はハーバード大の合格者が話題となっていますが、10年ほど前から毎年海外大の進学者を輩出しています。(メルボルン大学、コーネル大学、MITなどの名前はわかりましたが州立大学は覚えられず・・)海外大進学後の進路も多様で外資系企業に就職する人もいれば、コンゴなどの発展途上国で活躍している人もいるようです。
さすが元祖イノベーティブティーチャーだと思ったのは、中学の頃から教員志望で国立大学の教育学部に進学した生徒が進路を変更し、吉本でデビューした話を伺ったときでした。まさに「生徒が教員の想定外の意見を述べ、先生を納得させた」ことに喜んでいらっしゃるのが伝わってきました。
また、芸術教育の重要性について語っていらっしゃるのも印象的でした。道徳教育の本質とは芸術教育であると喝破されていました。確かに数学や法律は一つの基準となりますが、一方で、芸術的な素養を磨かないと自分の価値観が豊かにならないと思いました。規範を理解すること、規範に基づいて行動できることは不可欠だが、誰かが定めた正解としての道徳を覚え込む以上の自分自身の感性を育みたいと思いました。
☆認識論・道徳論・芸術論の順番で書かれている。カントの三批判ということ。洗足学園は、この三批判を調和させている。ただし、このソフトパワーはまだテクノロジーによって統合されているわけではない。それを行った学校が、元祖イノベーティブスクールを乗り越える。
☆こういう素敵な競争こそ、私学市場の理想的なあり方ではないだろうか。
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