土浦日大中等教育学校 未来を創る授業[01]
☆また中1の生徒が教科の質問にやってきていた。同校には、質問をしたい先生を呼ぶときには、英語を活用してというルールがある。私を新任(の割には年老いているのだが)の先生だと思ったのか、お目当ての先生を呼んでほしいと英語で頼まれた。
☆しかし、わたしは自分はゲスト(でよいかどうかはともかく)であるととりあえず英語で言ってみた。すると、自然と英語でそれは知らなかった、ごめんなさいと回答してくれた。
☆教師と生徒がオープンスペースで、対話している多くの姿は、職員室という学校の心臓部からおくりだす活気ある血液の流れをつくっている。生徒のそして世界の未来を創る雰囲気があるなと思いながら、校長室のトビラをノックした。
☆今回は、今年も大学実績がでたその理由として、ドメスティックな進学指導ではなく、グローバルな21世紀型の進路指導が同校にはあるというのはすでに知っていたから、もっと具体的な話を知りたかったのである。その具体的なシーンの一つをすぐに体感できたわけであるが、中川校長と西山副校長、堀切副教頭の話を聴いてそのスケールの大きさに驚いた。
☆あまりに大きいので、ここでまとめることはできない。今年一年かけて取材していきたい。
☆大学実績がよいというのは、中等教育学校の卒業生は100名強(すでにこのスモールサイズの定員こそ21世紀型でありグローバルスタンダードである)。だから、実数で見ると目立たないが、卒業生の合格者シェアをみると驚くことになる。
☆まず日本大学に40%は進学するから、他大学の実績は60%の卒業生が生み出しているということに気づかなければならない。海外大学・国公立・早慶上智・GMARCHの合格者数は、今日現在で60人を超えている。卒業生全体のシェアは60%強であるが、日大進学を除く卒業生を母集団にすると100%を超えるのである。
☆このことは、土浦日本大学中等教育学校には、生徒が自らの未来をつくり世界に貢献する土台があることを示唆している。そのような21世紀型教育はいかにして可能か。校長室でその奥義は語られた。
| 固定リンク
「21世紀型教育」カテゴリの記事
- 新しい対話の時代 自然と社会と精神とAIの循環ネットワーク (2023.08.12)
- 石川一郎先生のメタファー対話(2021.08.22)
- 学習指導要領の再定義の必要鵜性?(2020.08.28)
- ホンマノオト21に移動します。(2018.07.25)
- 【聖学院 生徒の未来を創るコンフォートゾーン(2)】(2018.06.28)
最近のコメント