かえつ有明 2期生の大学合格実績に変化
☆したがって、かえつ有明は、そのような世間の声に右顧左眄せず、生徒1人ひとりの進路を見守り、日々面談をして、未来を切り開くサポートをした。
☆結果、いわゆるMARCHは69名(昨年61名)の合格者を輩出。早慶上智は24名(昨年23)。いずれのカテゴリーも昨年より増加。しかし、今年は慶応が9名(昨年4)と内容に変化がでている。
☆これは、かえつ有明の質的転換の表れでもある。慶応の大学入試問題は、文系やSFCにみられるように小論文がベースにある。つまり多角的で教養を必要とする思考力を有する。
☆サイエンス科をベースにクリティカルシンキングを育成するビジョンにこだわる同校の教育哲学が在校生に着実に影響を与えているのである。それは、今年の国立大学合格者の増加に明快に表れてもいる。
東京工業大学 1名
大阪大学 1名
筑波大学 1名
千葉大学 3名
徳島大学 1名
☆近いうちに東大や京大も合格する学校になるだろうが、同校のビジョンは、グローバル人材としての思考力を育成することである。2015年日本の教育は以下の事項を実現すべく、政財官が動いている。
○中高留学
○日本語IB/TOK
○オンライン授業
○PISA2015
・科学的リテラシー
・協働的問題解決力の測定
・コンピュータ使用型調査の強化(アダプティブテスト)
○大学のグローバル化
☆この動きは、日本の事情で動いているのではなく、世界の教育事情なのである。イギリスのピアソン、米国のETS、スイスのIB機構という巨大なグローバル教育産業やサービス機構が動いている。またインテル、マイクロソフト、アップルなどのICT会社が、教育に挑戦している。
☆この動きに飲み込まれるのではなく、むしろグローバル教育において旗艦校になるにはどうしたらよいのか挑んでいるのが今のかつ有明である。
☆もっといえば、自然言語(英語)と人工言語(ICT)が重視されてきた今までの教育にデザイン言語(アート)を加えた新リベラルアーツの時代に備えているといえよう。このことに気づいているのは日本の大学では慶応なのである。
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