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東大入試の季節2013「02」 東大 推薦入試 検討

☆時事通信 3月12日(火)22時0分配信 によると、

東京大が後期日程入試の2次試験で筆記テストを廃止し、新たに推薦入試を導入する方針を決めたことが12日、東大関係者の話で分かった。近く正式発表する見通し。1877年の創立以来、推薦入試制度の導入は初めて。周知期間を設け、おおむね5年後から実施する。

☆センター試験と高校の調査書や面接での選考の推薦入試だというから鎖国はついに開けた感じ。5年後というのは、ちと遅いが、他の国立大学にも、いや私大にも大いに影響を与えるだろう。

☆センター試験を基礎学力とし、あとは発想力や使命感、思考力などグローバル人材の素養をみたいということだろう。日本語IBの話もあるし、オンライン大学の勢いも想定し、一般入試そのものを変えようという試み。

☆これによって、ようやく東大もデモクラシーの世界標準に並ぶ。法学の浜田学長も面目躍如。

浜田純一学長は昨年1月の記者会見で、「点数至上主義は決して悪いことではないが、大学に入る前にリセットしてほしい。可能であれば、入試の在り方を変えたい」と述べていた。

☆今年も東大前期日程入試の合格者数高校ランキングが各誌で公表されているが、相変わらず首都圏私立中高一貫校の寡占状態。それでよいはずがない。グローバルな越境時代だというのに、いまだに知の独占が因習として残っている。知識基盤社会としてはそろそろ無理が生じてきたということもあるだろう。

☆また、官僚養成学校よりノーベル賞人気の京都大学と権力ではなく知そのもので競争しなければという風も学内で吹いているということもあろう。権力より愛の時代、東大にもショッキングピンクの時代が開かれるのか。

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