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東大合格者数の季節2013「17」 塾もGI路線へ 東大・医学部・ハーバード♪

☆日本経済新聞2013/3/23 15:06 によると、

小学校での必修化などを受け、学習塾各社が英語教育の新サービスを相次ぎ始める。早稲田アカデミーは小学生で高校中級レベルの英語力習得を目指す教室を展開。拓人(東京・中央)はバイリンガル教育の保育所を開く。採用や昇進で英語力を重視する企業も増え、保護者の関心は高い。孫の教育資金への贈与税の非課税措置も追い風とみられるため、こうした英語教育サービスはさらに広がりそうだ。

☆特に早稲田アカデミーは、IBS(Integrated Bilingual School)というコースを設置。同塾のサイトによると、

「東大・医学部・ハーバードに一番近い小学生たちの英語塾」—。
これが早稲田アカデミーIBSのコンセプトです。
お父さん、お母さんにもご一緒に英語の授業を受けて頂きながら、小4修了時までに英検2級(大学入試センターレベル)取得を目指します。
IBSは「お遊び英語」や、いわゆる「英会話教室」ではありません。
目指すのは「読めて、聴けて、表現できる」英語力。英語で発想し、英語でイメージできる「英語脳」、「バイリンガル脳」の開発です。
・・・・・・
「御三家中学合格」、そしてその先の未来へ!
早稲田アカデミーIBSは次代のリーダー育成に本気です。

☆ターゲットは、丸の内隠れヤンキー系?というようなノリ。でも、もはや東大を頂点とするドメスティック学歴社会をはみ出るところは、今の中学受験市場では利益拡大が難しいということだろう。

☆もちろん、リベラルアーツだとか社会改革だとか教育改革だとかは、無縁の路線だが、結果的に日本の教育のGI路線を拡大する要因にはなる。それにしても、東大・医学部・ハーバード級の大学に進学させる私立中学以外は眼中にないよという宣言。それが次代のリーダー育成だという宣言。デモクラシーの理念に反しているが、市場の原理は適っている。

☆このような活動は、欧米では難しい。日本では思いもよらない抗議が起こるかもしれない。日本ならではの受験市場のあり方である。GI路線もリベラルアーツベースとそうでないGI路線があるということである。物事は常にクリティカルシンキングでというのがIB(こちらは国際バカロレアの方)の理念。

☆日本の場合、理念なしの商品市場経済が広まったとき、それが王道となるというパラドクスが常。なぜなら官や政府が主導だから。それゆえ、リベラルアーツなしのGI路線が顕れたとき、はじめてそれが王道になるというパラドクスが、ここでも成立する。

☆悲しいけれど、歓迎である。

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