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富士見丘 高質のリベラルアーツ

富士見丘の美術部のメンバーは、全日本学生美術展に出品し、入賞5名という結果を収めた。

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☆特選の「ノラネコ」という作品をみると、生徒の世界と他の世界性の交差がくっきり投影されているのに驚いてしまう。生徒の心象風景がいかなるものか、そのメッセージは何かについては、見る側の自由に任せることにして、ここで確認しておきたいことは、個の世界を突き抜ける世界の重要性に関心があることが了解できるということ。

☆グローバル人材を育成しなければと、政財官学は喧しい。国際バカロレアのTOKをモデルにしたいと文科省も懸命である。しかし、このグローバル人材を育む一つの方法としてのIBのTOKの目指すところは何かというと、世界の問題の重要性に自らを開いていくことなのである。

☆これは世界標準ではリベラルアーツとも呼ばれているわけであるが、どうも昨今の騒ぎ方は、技術論に過ぎるきらいがある。

☆その点、富士見丘の教育は、リベラルアーツの本質を踏まえているというのが、この作品を通して了解できるではないか。美術は表現の一つであるから、これによって、富士見丘の表現教育はリベラルアーツの本質と重なるといえる。

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☆論より証拠、小論文、スカイプによる姉妹校との国際交流など表現のチャンスがたくさんある。また、書道、テニス、少林寺、剣道、吹奏楽など多くの部活もコンクールで高実績を上げている。これらはすべて表現教育の一環であるし、「道」の追求、つまり世界性に自己を開示していく過程である。

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☆そして、この表現教育の基礎が、たとえば、学内のレシテーションコンテストで養われている。いきなり世界に自らを投げ出すのではなく、オープンマインドの準備を丁寧に仕組んでいるのである。特に英語に力が入れられているのは、グローバル人材に英語が必要なツールであるからなのは言うまでもない。

☆ともあれ、プレゼンのスキルも重要であるが、その背景にはすそ野の広いレディネスが極めて重要なのである。しかし、ここは見えない部分であるから、なかなか気づかれない領域でもある。

☆だからこそ、今後の学校選択において、見逃せない重要なポイントなのである。

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