« JOBAから東大へ | トップページ | 私学研ブログ週刊ランキング30(2013年3月3週目) »

富士見丘 グローバル教育の成果着々

☆22日、東大福武ホールで、「新しい学びフェスタ」が開催された。ロボットコンテスト、ポスターセッション、構造的構成主義プログラムの3部門があった。

富士見丘は、ポスターセッション部門に参加し、最優秀賞をゲットした。

Fujimigaoka

☆このフェスタは、とにかく生徒も教師も、参加者みんなが気づきを共有し、モチベーションが膨れ上がるすてきな知のイベント。生徒は、自分たちの成果とそのプロセスをプレゼンする。

☆ポスターセッションでは、学校における活動をプレゼンし、参加者から質問をもらい、それに回答する対話型。質問する前に、参加者はピアインストラクションによって対話をする。

☆対話とは密にシェアしながら、新しい気づきを生み、それを瞬時にシェアして、新しいアイデアを生み出す場である。20世紀型のレクチャー型の授業とはまったく違う。

☆参加していて、おもしろいのは、「主体的」という言葉が、いかに20世紀型なのか思い知ったことだ。参加者は主体的に活動しているわけではない。自然に活動してシェアしているのである。「協働的」というのだろうか。

☆「主体的」とは、「受動的」なレクチャーという場の中で、先に「主体的」になった者が、優位に立つというwin-loseの関係が大前提。「協働的」とはwin-winが大前提。その差異が、明白に現れ出でたことに、今回の学びフェスタで気づいたのである。

☆富士見丘は、同時に今イギリス短期留学を行っている。イギリスでは、その対話をさらに英語をツールとして行っているのであるが、母国語で対話の哲学があるから、ツールとしての英語を活用できるのである。

Fujimigaoka2

☆これはICTをツールとして活用する場合も同じだろう。21世紀型教育の推進のエンジンは、やはり、対話であり、その媒介ツールが英語やICTだということ。

☆ならば、英語もICTも不要という人も出てくるだろうが、それがそうではないのである。媒介ツールのない対話は、対話がツールとなり、ショートする。目的と手段が転倒する。これが20世紀型教育のトラップなのである。

☆媒介ツールがあってはじめて、対話はメタ対話となる。この条件で、知識が活用された場合、知識もメタ知識となる。知識基盤社会の到来とは、知識をメタ化する知の社会の出来(しゅったい)を意味するのだが、そのことはこの新しい学びフェスタに参加してみないと実感を結びにくいかもしれない。

☆そうそうもう一つ大事なツールがあった。それは学びの空間デザインである。空間が参加者の活動を活性化するツールとなる。福武ホールのデザインもそうだが、どこでもホワイトボードで、四方の壁をどこでもドアに変換する空間づくりもよい雰囲気だった。

☆もちろん、イギリスの都市や城、村もまたツールとしての学びの空間である。

Fujimigaoka3

☆もっとも、留学は空間そのものが非日常になるので、空間それ自体が自らの身体感覚を形成している文化そのものの差異を映し出すメタツールとなるのであるが。

|

« JOBAから東大へ | トップページ | 私学研ブログ週刊ランキング30(2013年3月3週目) »

21世紀型教育」カテゴリの記事