« かえつ有明 2期生の大学合格実績に変化 | トップページ | 変わるか教育[10] 京大と河合塾 2015年対応に »

麻布のドラえもん問題とかえつ有明のドラえもん問題

今、麻布のドラえもん問題が話題になっているという。本ブログでも、2月2日の「2013中学受験【120】 入試問題即未来② 麻布・開成・桜蔭・武蔵」の記事で取り上げている。このドラえもん問題のエッセンスが、東大の帰国生入試の小論文やかえつ有明の作文対策講座の問題と共通していることを指摘した。

麻布は、旬な問題を出題する。つまりその年話題になったテーマを科学的に解きほぐしていく。これは実に粋な問題だ。もちろんその背景には、iPS細胞のようなテーマがあるわけだ。実はこの類似問題は、東大の帰国生入試でも出題されている。

今年話題のかえつ有明の作文入試対策講座では、同じようにドラえもんとこの東大帰国生入試問題を掛け合わせて思考力問題を教材にしていたことがあった。かえつ有明が話題になるというのは、このような思考の構造の時代性を麻布のように発信していたからであると、改めて気づいた。

☆この麻布ドラえもん問題について、プレジデントファミリー(3月19日9時0分配信)で、サピックスの理科の教科責任者・松谷憲一さんはこう述べている。

「麻布中入試の理科の出題では、初見の題材を出す傾向がしばしばあります。受験生を“小さな科学者”としてとらえ、これまでどの問題集でも見たことも聞いたこともない切り口の問題に対して、どれくらい深い理解力や思考力があるかを問うのです。以前にも、ウランの半減期やAEDといった小学生には難解と思える内容も出題しています。それに比べ、ドラえもん問題はソフトな印象ですが、初見で科学的な思考が試されるという意味では、極めて麻布らしい問題だと思います」

☆そして、来年以降理科の中学入試では、このような仮説展開型の問題がトレンドになるという。 かえつ有明は、ここでも先んじているが、このような問題について複眼的に語ることができる人材がサピックスにいるというのも、まだまだ中学受験市場は捨てたものではないなあ。

☆やはり、こういう本質的な問いの共同体として受験市場はあるべきではないだろうか。

|

« かえつ有明 2期生の大学合格実績に変化 | トップページ | 変わるか教育[10] 京大と河合塾 2015年対応に »

21世紀型教育」カテゴリの記事