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GI路線“03” オンライン教育 広がる

☆日本経済新聞によると、「朝日ネット、米の教育支援システム同業を買収」 (2013/4/10 0:03)という。いよいよ日本でも、オンライン教育がローバルに拡大する。

インターネット接続サービスの朝日ネットは、大学向けの教育支援システム事業を日米で拡大する。米国の約50大学に教育支援システムを提供する同業の米アールスマート(アリゾナ州)から同事業を10日にも買収する。買収後、朝日ネットのシステム納入先は約160大学から210大学に増える。今後3年で納入先を世界500大学程度まで増やす計画だ。

☆B2Bのビジネス関係であるが、だからこそ資本を集中して拡大できるということだろう。朝日ネットの「マナバ」は、すでに国内の大学140校と提携し、LMS(Learning Management System)を活用して、反転授業や成績管理を行っている。

☆また、 manaba folio(マナバ フォリオ)という機能もあり、学生の学び成果をポートフォリオとしてエンパワメント評価できるシステム。オンライン上だから、どこでもいつでも、教師も友人も参加して、スキルや考え方を高め合っていけるシステム。

☆この2つシステムがクラウド上で展開されるわけだから、国内外を問わないのは言うまでもない。そこで論理必然的に海外との提携ということになったのだろう。

☆ますます実践的英語力、クリティカルシンキング、コラボレーションというグローバル教育は広がるし、このシステムは,B2CそしてC2Cと発展するから偏在していた教育イノベーションも一気呵成に広まる予感がする。

☆やはり2015年にGI路線の拡大はマインドセットされていて、そこに向かって21世紀型スキルの支援ビジネスがグローバルなレベルで普及するのだろう。

☆それに加え、すでにマナバではハーバード大学生と日本の高校生を結びつけるサマーセミナーも実行しており、リベラルアーツ体験もしている。

☆これも、現状では大学におけるリベラルアーツを体験する形であるが、すでに米国のリベラルアーツ大学は聖書やシェークスピアではやっていけないので、その役割を専門化のベクトルと融合によって転換しようとしている。それゆえ、純粋な教養部分についてのリベラルアーツは、中高で行われるようになるだろう。

☆この中高で行うリベラルアーツの重要性は、麻布の前校長氷上先生や海陽学園の中島校長はすでに語っている。

☆ということは、この「マナバ」は大学附属の中高を手始めに、リベラルアーツを中高に結びつけるために活用深化していくことも考えられる。

☆これは、大学付属でない単独の中高は、予算上身動きが取れないかもしれない。もっとも、そういう場合はmoodleを活用すればよいから、実際には問題ないが、ともあれ、「マナバ」のようなオンライン教育の場は、中高大を超えて生涯学習まで拡張していくのだろう。

☆そうなると、授業は講義型ではなく、インタラクションやプロジェクトの要素が組み込まれるし、そのような授業では、知識の習得成果を評価するのが目的ではなく、学びのパフォーマンスをポートフォリオで、もっというとプロセスフォリオでエンパワーしていくというステージにシフトするだろう。

☆どうやら、教育分野もようやくハーバーマスのコミュニケーション論が具体化するときがきたということ。河合塾ではないが、要素還元主義から関係総体主義の哲学にシフトするということか。世の中はそういうことには特に興味を持たないだろうが、ビジョンを組み立てる背景には重要である。

☆ビジョンを具体的に役立てる段階、バージョンアップの段階で、ビジョンの背景価値観や思想がなんであるかによって、論理展開が変わってくるからである。もちろん、現場レベルでは、行為の前後の目先のタームの論理だけが優先するので、知る由もないのだが。時代を見通すには必要。リーダーシップのパフォーマンスの良し悪しは、この出発点の価値観や思想に対する高感度な抽象感覚が決定的である。

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