« GI路線“02” 英語で英語の授業 高校新学期スタート | トップページ | 工学院大学附属中高 新時代型教育を工学する学校 »

鴎友学園女子ネクストステージ 新校長に吉野先生就任 

☆鴎友学園女子の公式サイトを見てサプライズ。新校長に吉野先生が就任され、そのあいさつが掲載されていた。その文章を読んでさらに驚愕。二重に驚いたわけである。

Oyu

☆ますは鴎友学園女子の経営戦略の手堅さである。まさにプロテスタント倫理と資本主義の精神の鑑である。伊藤校長時代に、大学受験勉強準備ではなく、創造的な能力を開発する準備を目標にしようとまずは鴎友学園女子の「序」が幕開けした。

☆時代は、バブルだったし、国際理解教育ややがてIT革命が起ころうとしていた前夜だった。そして清水校長時代は、バブルがはじけても、その原因は官僚的政治の失敗であり、ますます縦社会の中で優勝劣敗を望む社会よりも、共に生きる社会を目標とすることのほうが、富裕層には受け入れられた。

☆しかし、バブルがはじけ、その原因に気づいた政府官僚は、脱官僚主導、脱ゆとりと官学に私立学校の魅力を植え付けた。膨大な予算も投入した。ここで西川校長は、伊藤校長、清水校長と「序」「破」まできたところで、いったん力をためることにした。

☆政財官が語る新しい政策に右顧左眄せず、公立中高一貫校の力をはねのける学内の教育システムの質の充実。それは今春見事に花開いた。

☆諸葛孔明は、いつも攻めていたのではない。ある時代は国力の充実を計った。西川校長は、その役割に邁進した。

☆そして、成果が花開いたとき、時熟がやってきた。世はグローバル人材育成、イノベーション教育で大騒ぎである。しかし、大事な根っこは、生徒1人ひとりの学びを楽しむモチベーションと情熱、そして共に生きる強い意志なのである。この基礎基本がない21世紀型スキルは優勝劣敗をつくるのみである。

☆この本物の基礎基本を形成する教育を西川校長が充実させたあとを吉野校長が継承するものは何か?

☆それはやはり伊藤校長の原点の発想なのである。大学受験準備の教育ではなく、イノベーションを創る教育を。奇しくもハーバード大学の教育大学院のリーダーであるトニー・ワーグナー教授も、同じことを“The New York Times”で述べている。

☆かくして、本物のグローバルリーダーを育成する教育にジャンプする時代を、鴎友学園女子は迎えたのである。

☆鴎友学園女子を必死に追っかけてきた洗足は、ついに今春ハーバード大学に進学者を輩出した。今度は鴎友学園女子の番であろう。

☆一つ目の驚愕について長く書きすぎた。もう一つの驚愕は簡単に言うことにする。吉野校長のあいさつ文には「創造」「慈愛」「誠実」という3つの校訓を表現するキーワードが使われていないということだ。

☆しかし、それぞれのパラグラフは、「創造」「慈愛」「誠実」というキーワードを開いた文章である。吉野先生自身、デノテーション型表現からコノテーション型表現に転換したということを示唆しているのだが、いずれお会いしたときに、このヴァ―ションアップを行ったのはなぜなのか聞いてみたいものである。

|

« GI路線“02” 英語で英語の授業 高校新学期スタート | トップページ | 工学院大学附属中高 新時代型教育を工学する学校 »

21世紀型教育」カテゴリの記事