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21世紀型教育と「CEFR」<3> 最後の20世紀型受験市場

☆私立学校の21世紀型教育市場が進行し始めている中で、受験市場が私立学校の21世紀型教育市場創出を待てず、公立学校に20世紀型教育市場をシフトし始めている。

☆2013/5/28 1:38の日本経済新聞によると、

学習塾各社が公立の高校や中高一貫校の受験指導を広げる。最大手の栄光ホールディングス(HD)は高校受験向けの教室を東京近郊の各県に拡大。中高一貫校向けを専門にする学究社は2013年度に過去最多の30教室を開く。公立校は私立より教育費が安く受験生が増えている。学校の成績向上に重点を置いた公立受験向けのサービスを提供し、需要を獲得する。

☆21世紀型教育市場創出には時間がかかるため、まずは今までのリソースで利益をあげられるソリューションを公立教育に注いでいる。

☆民間の背に腹はかえられぬ事情はわかるから、とにかく私立学校が21世紀型教育市場創出を急ぐ必要がある。

☆幸いどんなにがんばっても脱偏差値路線に向かわない限り、高偏差値に位置づけられていない私立学校には受験生は集まらないと言われている。この状況におちいっている私立学校は、教育イノベーションを生み出さざるを得ない。

☆課題は常に創造の源泉である。学習塾も同様で、実際には、今は目先の利益を追いつつも、その背景で未来を拓く用意も当然ながらしている。

☆したがって、日経新聞の記事は、学習塾の20世紀型受験市場の終焉を全うするときを告げているといえよう。もっとも、それが公立学校というフィールドであるというのが、子どもたちとって幸せであるかどうか心配ではあるが。

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