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武蔵のような学校はほかにあるか?

☆先週土曜日に書いた「武蔵 21世紀型教育校へシフト」は、アクセス数が多い。実におもしろい。

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橋の向こうに見えるのがストラスブールのENA。

☆偏差値や大学進学実績、外国語、ICTなどが話題になって、アクセス数が増えるというのではなくて、リベラルアーツが前面にでた話題にアクセス数があるということにどこか元気づけられるではないか。

☆そして、東芝が企業戦略としてリベラルアーツを重視するという話も重なって、さらにおもしろい。

☆TOEFLを大学入学試験の要項にという話があるが、何より重要なのは、その背景には、「CEFR」という基準があるということだ。

☆この「CEFR」は教育政策的側面と学問的側面面の両方が充実しているが、これまで日本では、まだ教育政策的側面より、学問的側面のうちの実用的な部分の色が濃いと、欧州当局では認識されてきた。

☆しかし、武蔵や東芝、政財官学挙げてのグローバル人材育成の錦の御旗があがった以上、教育政策的側面及び学問的側面の両方がきちんと取り扱われるようになるだろう。

☆この「CEFR」のリサーチの拠点がストラスブールの欧州評議会。この地は日本企業も誘致されているから、ますます企業とリベラルアーツのコラボは密になるだろう。

☆とここまで考えていくと、武蔵ほど自由な雰囲気ではないが、寮のシステムにリベラルアーツの可能性があり、かつ企業が主導の私立学校である海陽学園の存在が光る。

☆まだ卒業生は二回生までしか出していない新設校であるから、教育システムと寮制のカップリングがシナジー効果を生み出し続けるか見守りつつも、新生「武蔵」のような学校に行きたいと考えている地方の生徒は、海陽を射程にいれるのも選択肢としてありかも。

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