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北里大が岩手・大船渡のキャンパス撤退

☆日経新聞2013/5/2 21:21 によると、

東日本大震災の後、閉鎖状態が続いてきた岩手県大船渡市の北里大海洋生命科学部三陸キャンパスについて、同大を運営する学校法人北里研究所が市に事実上の撤退を申し入れたことが2日、市への取材で分かった。

☆東日本大震災の凄まじさを物語っているわけであるが、もし北里大学が国公立大学だったら、どうだったのだろう。

☆たしかに、海から生命遺伝子の研究をするのは、三陸だけではない。どこでもできるだろうが、知識基盤社会に突入している現在、地域から知の拠点、しかも今株価も絶好調のバイオ関連の研究の拠点を失うというのは、新しい都市計画上どうなのだろう。

☆ITの時代であるから、知の拠点のあり方そのものを変えなければならいのはわかるが、結局一部の人間だけが研究にたずさわるだけでは、市場の規模が小さいからこうならざるを得ない。

☆市場と研究。この規模の拡大の新たな関係はいかにして可能なのだろうか?学校や教育と市場のシステムのカップリング問題の解決はいかにして可能なのか?

☆初等中等・高等教育というあり方自体をイノベーションせざるを得ない。そうでなければ、知の拠点が一極に集中して、あとはWebでということになってしまう。それでは、ますます知の無用な権力性が付加されるだけで、優勝劣敗主義の極致にいたるだろう。

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