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2025年にサバイブする中等教育学校&大学 (3)

☆桜丘の品田副校長から「一つひとつのアプリケーションが、より良い世界への一歩になります。」というアップルの宣伝動画を教えてもらった。

☆いつもながら、感動してしまう。特に今回のは、1997年にジョブスが自らナレーションもやっている「Think different」(クレイジーな人たちへ)のビジョンを現代化したものだと感じたからなおさらだ。

☆ジョブスがアップルに再帰して、「アップル宣言」として世に訴求した宣伝。ナレーションの後半は次のように流れる。“Change the World”という言葉は印象的。

彼らは人と違った発想をする。
そうでなければ、何もないキャンバスの上

芸術作品は見えてくるだろうか?
静寂の中に、今までにない音楽が聞こえてくるだろうか?

私たちは、そんな人たちのための道具を作る。
クレージーと言われる人たちを、私たちは天才だと思う。

自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。

☆そして、このナレーションが終わる直前に、名もなき少女の顔が一瞬出てくる。そして終わる。最後の一文の原文はこうだ。

Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.

☆「Because the people who are crazy enough to think they can change the world,」のところでは、フランク・ロイド・ライトとピカソがでてくる。そして最後の「are the ones who do.」で少女が登場する。一瞬だが、目を閉じていた少女が、目をパッと開いたところで終わる。

☆しかも少女は笑顔ではない。普通だと子どもの笑顔を撮るだろうが、ジョブスはそうしていない。未来をカッと見つめて終わる。

☆それにしても、これは何のメッセージだろうと思っていた。少女以外は、アインシュタインやエジソン、マリア・カラスなど20世紀の天才ばかりが登場してくるのに。

☆しかし、今回のアップルの新しい宣伝は、世界を変えられると信じている人々は、いつも初めは無名の人々であるし、有名かそうでないかは関係ない、誰でもアプリを創るところから世界は変えられるのだという時代にシフトしていることを実感させるものであったのである。

☆なるほど、ここに1997年の少女はつながるのである。その当時にすでにフラットな世界をジョブスはイメージしていたということか。

☆もちろん、そのことは時代背景と大きな関係がある。ジョブスのアイデアというより、ジョブスが世界の欲するところを映し出していたと言った方がよいだろう。高感度なセンスの持ち主!

☆いずれにしても、誰もが天才になれる可能性がある。そう信じている生徒に役立つ道具をアップルは作ってきたしこれからもそうするだろう。

☆そうなってくると、学校はそういう生徒を応援する場になるわけだ。しかし、その道具がICT以上出るものでなければ、学校である必要はまったくない。

☆65%の学校が、これまでのような学校でなくなるのは、たとえばアップルスクールで十分だし、それ以上になるだろうからだ。

☆では、サバイブするであろう35%の学校は、何を創るのか。ICT以上の何を。これは未来のロボットができないことで、人間しかできないことは何かという科学倫理の定番の問題と同じ問いである。よって今更ここで答える必要はないだろう。

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