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2025年にサバイブする中等教育学校&大学

☆2025年。日本は団塊の世代が75歳以上になり、医療や年金の問題が重くのしかかると言われているが、それを解決する社会変化が起きているだろう。

☆今年の小学校1年生は高校を卒業。そのとき大学はどうなっているのか。

☆今年の中1生は社会に出ている。そのとき仕事はどうなっているのか。

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写真は順天高1サイエンスクラスの実験室で

☆国際政治経済は間違いなく、グローバリゼーションのダイナミズムがより活発になっているだろう。荒れ狂っているのか活況を帯びているのか、それはわからないが、いずれにしても大変化が起きているはず。

☆格差もより鮮明になるが、理不尽な利潤追求者は、グローバル市民に追い詰められていく。国際政治経済は、高次民主主義になり、自然秩序経済に均衡していく。

☆「高次」というレベルは、今や世界共通尺度になりつつある。この尺度を決定したのは欧州評議会。言語政策の一環として「CEFR」を決めた。

☆そして実際、OECD/PISAの読解リテラシー、英検、TOEFL、TOEIC、IELTS、ケンブリッジ英検、NHK英語講座などは、みなこのCEFRのA1・A2・B1・B2・C1・C2の評価レベルに従っている。

☆その結果、TOEICや英検はC1レベルで止まってしまっていることに文科省は気づいた。これは大変だ!2025年にはC2レベルの言語活動が出来る中等教育・高等教育・企業がサバイブしているのに、このままだと日本の中等教育、大学、企業はグローバル社会で相手にされなくなる。

☆ただでさえ、2025年には、今の仕事の65%は消滅していると言われているのである。

☆残念ながら、現状の35%ががんばるしかないのだろうか?すると、私立中高一貫校とは現状どのくらいの割合なのだろう。首都圏だと3%である。

☆このことに気づいている世の中の人はどのくらいいるのだろうか?この3%の中で偏差値で分類されているのだが、2025年サバイブする魅力ある場が、ここにあることは確かなのに、偏差値の高い私立中高一貫校に行けない場合は、公立中に進み、再び高校入試でリベンジしなさいと、目先の教育費をちらつかされて、塾に通ってしまう。

☆これは、あえて危険を冒すことになるのに。甘い言葉に騙されないように気を付けたいものである。

☆もちろん、この3%の中で、2025年に向けて対策を講じているところが、偏差値とは違う「CEFR」尺度で逆転している。それが2025年問題なのである。

☆「CEFR」というのは英語の尺度じゃないの?といわれるかもしれない。もっとグローバルな視野を開いた方がよい。「CEFR」はヨーロッパの言葉の尺度であるから、何も英語だけではないし、ヨーロッパ市民が日本語を学ぶときもこの「CEFR」尺度に準拠する。

☆そしてこれはどういうことかというと、まず「CEFR」は言語活動のレベルのモノサシであるということなのだが、欧米において言語活動はロゴスの活動である。つまり、思考活動とイコールなのである。

☆Aレベルだ、IBディプロマだ、APプログラムだと最近喧しいが、すべて「CEFR」標準である。

☆なんでそんことがわかるのかというと、欧米のリベラルアーツがすでにそういう基準でできている。それを学習の構成主義者コールバーグが、ずいぶん以前に、道徳の発達理論として、A1A2B1B2C1C2を予兆したようにカテゴリー分けしている。また認知科学者ブルームもタキソノミーという分類をしているのである。

☆そして社会学者ハーバーマスがこの分類分けは結局コミュニケーション行為の発達段階を言い換えたものに過ぎないことを看破した。このコミュニケーション行為こそ思考行為に他ならない。

☆文科省の断片的教育情報や世の人材育成コンサルタントの断片的な手法の情報に右往左往され、付和雷同しているような公立学校・私立中高一貫校、そして大学は2025年には消滅している。もちろん、「CEFR」なんて関係ないなんて言っているところは論外である。

☆なぜか?たとえば、あの「今でしょっ♪」という教師を、テレビで全国の人が見ることができるように、オンライン講座でいつでもどこでも氏の講義を見ることが出来る世の中である。

☆3%の学校の授業をオンラインで見ることができるようになるだろう。そのとき中等教育や高等教育は何ができるのだろうか?65%の仕事がなくなるように、65%の中等教育・高等教育はオンラインで間に合うようになっている。

☆3%の私立中高一貫校と公立の中等教育機関合わせて35%がやっとサバブしているのである。

☆そしてITと遺伝子ベースの医療科学、マネジメント能力、データサイエンティスト、アイデアデザインの能力以外のスキルや知識は、すべて只同然で手に入る世の中がやってくる。

☆まさかー!残念ながら、論理的にはそうなのである。衣食住は、遺伝子ベースで、すべて自前でできるようになる世の中である。水とエネルギーを自立してゲットできるようになれば、もはや問題はない。

☆上下水道の循環系もすべてコンパクトに処理できる。コミュニティができれば、十分に豊かな生活ができる。もちろん基本は個であるが。共に生きることができる個は能力が絶大であるということになる。

☆移動手段は?公共事業は?すべてコミュニティベースでできるようになる。

☆今は利権の問題でできないだけである。最先端科学を備えた原始的生活者のコミュニティ。つまり自然秩序社会の成立。

☆契約社会が現実で自然社会は仮想であると思われてきた。科学の力がそれを反転させるのである。

☆よって、ITと遺伝子ベースの医療科学、マネジメント能力、データサイエンティスト、アイデアデザインの能力に関するコアカリキュラム(つまりリベラルアーツ!)を持っている中等教育学校、これらの専門性と技術を育成できる大学のみが2025年に輝いて存在している。

☆35%の中等教育学校と高等教育以外は、今の学校の形を喪失しているに違いない。。。

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