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広がる無料オンライン講座 世界の大学 優秀学生獲得戦略!

☆朝日新聞2013年6月3日 によると、

米国を中心に海外の大学が配信し始めた無料オンライン講座を使い、これまで個人の努力だけでは超えるのが難しかった「壁」を突破する人たちがいる。地域や経済、年齢の壁を超え、新たな学びを渇望する受講生・・・・・・。

草原の真ん中、モンゴルの首都ウランバートル。高校生バトゥーシグさん(16)が3月、米マサチューセッツ工科大(MIT)から合格通知を受け取った。MITの奨学金を受け、9月から学び始める。

☆英語とICTによるイノベーションで、知の越境が拡大。MITやハーバード、スタンフォードといった世界ランキングトップの大学による、世界中の優秀な生徒やモチベーションの高い生徒の獲得戦略が加速している。

☆これによって、世界中の知性がグローバルシティに集積し、世界の中心と辺境の格差が広がり、新たなアイデアが辺境から生まれるという現代思想は無化する結果となるだろう。

☆世界に遍在する知性は、ハイパーグローバルシティに集積し、新しいアイデアやイノベーションは、中心に吸収される。

☆東京もグローバルシティではあるが、ハイパーになれるかどうかは疑問である。英語が公用語ではないし、学校制度が物理的空間に閉じられているからである。

☆このような動きは一見するとテクニカルな動きに過ぎないように見える。しかし、それが危機を招くことは、MITやハーバードのような大学は百も承知。そのリスクマネジメントは、コミュニケーション、クリティカルシンキング、コラボレーション、クリエイティビティという4Cベースの対話思考に、リベラルアーツを織り込んでいる。

☆日本の教育では、まだ4C・リベラルアーツという掛け算ではなく、せいぜいコミュニケーション+クリティカルシンキング+コラボレーション+クリエイティビティ+リベラルアーツ。

☆これを掛け算にするにはいかに。21会校に期待する以外に道はないだろう。

☆そうそう、朝日新聞にはこうもある。

5月の日曜、東京・渋谷。無料講座で独学する20~50代の8人が喫茶店に集まった。呼びかけ人は、かつて不登校を経験した福岡市の新井俊一さん(35)。米スタンフォード大などのプログラミング系講座を三つ修了。豪メルボルン大のマクロ経済学も終えた。

☆つまり、これは東京がハイパーグローバルシティではないから、そこに向かう人材が脱出するという兆しだろう。

☆かつての中心は、物理的壁に防護され、権力の中枢をしっかり守っていたから、新しいアイデアは、その周辺で生まれた。しかし、今やハイパーグローバルシティは、その周辺で生まれた天才たちをどんどん吸収する。

☆かつての権力の中枢は、こうしてエネルギーを補給されず、兵糧攻めにあい、壊死していく運命なのである。東京も相当ヤバイということなのだ。

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