« 工学院大附属中高 早稲田育英ゼミナール相原教室 塾長ブログで紹介 | トップページ | グローバル人材を育成できない日本の教育 »

麻布生の教養の広さ深さ

☆麻布の一学年は300名。そのすべてが、膨大な本を読んでいるわけではないだろうが、1年間にこんなに図書館を利用する生徒が級友の中にいるという学校もそう多くないだろう。同校の図書館通信「衣錦尚絅2013.4.10」によると、最も多く本を借りた生徒などは413回にもなるという。

Azabu1

Azabu2

☆また同通信によると、昨年貸し出された本のナンバー1は「図書館戦争」。表現及び言論の自由を標榜する麻布らしい結果ではないだろうか。

☆それにしても「まんぼう君 海に潜る」が第2位。北杜夫が麻布出身ということもあるのだろうが、本書は同校の生物の教師の著作である。北杜夫の存在や執筆までする教師などなど多重の意味が込められていておもしろい。

☆第4位の「現代政治の思想と行動」は、同じ生徒が何度も借りている結果だということだが、単に読書しているというのではなく、丸山真男を研究している生徒がいるということを示唆している。

☆麻布には「論集」という書く行為のすさまじい学びがあるが、読む行為と書く行為が半端ではない。

☆かつてプリンストン大学の留学生に前職の研究所でリサーチの手伝いをしてもらったことがある。日本の教育に対しクリティカルに分析してもらっていたのだが、麻布の「論集」をみて、こんな教育をやっているところが日本にもあるのですねと驚愕していたのを思い出す。

☆教師も生徒も大いに読書し、思索し、論考を編集する。21世紀型教育をも突き抜けた普遍的教養教育があるということだろう。

☆もっともこの麻布の教育が大学で有効に活用されないのを憂いて、米国のBIG4やアイビーリーグに行ってしまう麻布生がいるのも事実なのである。

|

« 工学院大附属中高 早稲田育英ゼミナール相原教室 塾長ブログで紹介 | トップページ | グローバル人材を育成できない日本の教育 »

21世紀型教育」カテゴリの記事