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八雲学園 飛躍準備ととのう (2)

☆7月13日(土)、八雲学園は、エール大学の大学生である古賀健太さんとJulian Reidさんを招き、講演とJazz & Close-Up Magicを開催。

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☆5月30・31日にも、エール大学の12人の大学生のアカペラの公演を開いたばかり、矢継ぎ早にエール大学の大学生との交流が行われた。

☆八雲学園の取材をしていたが、その一環で古賀さん方のパフォーマンスも拝見することができた。ただ、会終了後、古賀さんと八雲生のQ&Aワークショップに出席することができなかった。

☆残念であったが次の学校の取材があった。すると、菅原先生が、そのときの模様のメモをメールで送ってくださった。こういうところにグッとくる八雲のウェルカムのこころがある。

古賀さんのことについて、そしてパフォーマンスの様子については、八雲学園の次の記事をご覧いただきたい。

→「八雲学園 進化する“Have fun” (了)」

☆さて、菅原先生メモによると、大学4年生である古賀さんは、卒業論文では、たまたま自分がグーグルグラスの開発モニターに選ばれている(世界で2000人程度)ので、そこから社会にどう活用していけるか(医療であったり、福祉であったり…)可能性をさぐりたいということのようだ。

☆コンピュータサイエンスを専攻しているのであるが、その古賀さんが手品のパフォーマンスを行ったり、ジャズピアノとセッションを行ったり、学校プロジェクトをコラボしたり、武道を行っていたり、多彩な顔を持っている。

☆古賀さんに限らず、先日訪れた12人の大学生も、スポーツもアカペラも、そして多言語もマスターし、多彩である。

☆そして、この文武両道以上に多次元才能を開花しているエールの大学生の姿は、八雲生の未来の姿だと直感したのが近藤校長である。もともと大学受験準備で終わらずに、八雲生の未来の準備をするのが同学園のミッションであるが、それがピタッと重なったのであろう。

☆エール大学の学生との出会いは、八雲学園の飛躍のトリガーとなるだろう。

☆さて、古賀さんは、こんなことも語ったようだ。

勉強することと学ぶことは違う。勉強することは必要だけどそれは目的ではないはず。先生から評価されることはゴールじゃない。その先で、なにかを身につける(学ぶ)ための必要な道具として勉強をする。アンテナを張って、何かを感じながら生きていて欲しい。

☆ゴールに関して、なるほど新しいコンピュータサイエンス的な発想。クラウド的発想。必要なときに必要なデータを収集し、いまここで突破しなければならない課題を立ち上げるスタイル。そのために、日々の活動データをクラウド上に積み上げておく。古賀さんはゴールに関してこう語ったそうだ。

目的、目標がはっきりしてないと留学なんかしても無駄なのか?そんなことはない。目的や目標なんかほとんどの人はわからないし、アメリカ人なんてほとんどの人はいいかげん。そこに学びにいくのにちゃんとしなくちゃいけない理由がない。
 これやって、あれやって…っていう順番は決めなくてもいいんだと思う。身についたものが武器になって次の学びに繋げていけば、結果それが目標に近付いて行くことになる。やりたいって思ったときがやるべきとき!

☆これは古賀さんの手品の手法にも通じる。当面の目標とコヒーレントな目標は違う。目標は定めるけれど、それは実際には未規定性を帯びている。つまり、開かれている。

☆むしろ、ハリポタやロードオブザリングのように、物語にでてくる次々クリアしなければならない壁やくぐらねばならないゲートは、当面の目標であるが、それは成長過程のパーツに過ぎない。しかし、同時にその当面の目標をクリアしなければ、未来への準備はできない。

☆だから古賀さんは、こう語ったのだろう。

 自分は行動力があったわけじゃない。きっかけはいつでも「やってみよ」っていう小さな冒険心。ただ失敗したらどうしようって思ってしまうと何もやらないまま終わってしまうことになる。

 自分は(人と違う選択をしてきているっていうことは)もしかしたらどうしようもない奴になってたかもしれない。でも何もしなかったら…、やっぱりどうしようもない奴になってたかもしれない。だったら…、ねぇ。
 たまたま運がよかったから今こんなこと言っていられるんだけどね…(笑) 

 ちなみにだけど、自分は失敗したら自分の勉強不足を反省しなくちゃいけないが、成功したときはそれは運だって思うようにしている。そう考えるようにしないと次は失敗する。

☆やってみようという小さな冒険心。八雲学園流儀に一致する。この冒険心に自分で火をつける環境がある。それが「楽しい」という言葉になって表れる。この「小さな冒険心」の積み上げが、事を成就させる。

☆今春、早稲田大学の文学部に進学した鎌田さんは、こう詠う。

長年の積もりに積もる思い出を一気にはき出す最後の行事

☆八雲生の心意気だ。

P.S.

古賀さんは、ハーバード大学、ブラウン大学という米国のトップクラスの大学の学生とベネッセとコラボして、学校プロジェクト「GAKKO」を実行している。この夏は小豆島。この近辺はベネッセの自然と芸術の島々でもある。

米国の大学生と日本の高校生がコラボして、自分の才能を発見し、未来への構想をデザインしようというサマーキャンプ。このGAKKOのサイトを見るとこう書いてある。

GAKKO is curated by university students from Yale, Harvard, and other top-tier colleges who bring both their knowledge and playfulness in teaching, leading, and shaping what it means to learn.

“bring both their knowledge and playfulness ”は、まさに八雲学園の21世紀型教育に通じる。

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