速報!文杉 日本初 ハーバード・オックスブリッジ進学コース準備整う!
☆すでに今年新年度に、来年度から中学でグローバルコース、平成27年度から高校でインターナショナルコースを新設することは発表されていたが、入試方法や教育活動、進路の方向性全体について発表されたのは今日が初めて。
☆この新しい教育ビジョンは、日本初のものである。というのも、日本の高校卒業資格では、ケンブリッジやオックスフォードにトライする資格がない。ハーバードにしてもSATなどで高得点を取る必要がある。
☆しかし、文杉の今回の画期的なコースは、文杉を卒業したらオックスブリッジにトライできるし、ハーバードもSATを受験しないでアプリケーションを出願できるのである。
☆つまり、今日本語IB(国際バカロレア)が話題になっているが、これとは違う方法で、同等の資格を取得できるのである。
☆しかもIB認定校の加藤学園暁秀が、IBの勉強をしていると日本の大学受験に間に合わないと言っているが、そういうギャップも生まれない。すなわち、海外の大学も受験可能だし、日本の大学も受験可能だという画期的なコースなのである。
☆これはなぜ可能か?それはデュアルディグリー(海外と国内の両方の高校卒業資格を同時に取得する制度)の制度を日本初で作ったからである。
☆そんなことが可能なのか?それは日本語IBが可能か?と今更問いかけるのと同じ質の疑問である。文杉はIBというエスタブリッシュ用の教育内容を回避し、世界市民用のカナダの21世紀型プログラムを採用したということなのである。
☆つまり、IBかカナダ型かの選択において、カナダ型を選択したということなのである。それがなぜ可能になったのかというと、日本とカナダの経済協力や将来のTPPを見通した世界の教育の動きの情報を文杉がキャッチしていたからなのである。
☆カナダの21世紀型プログラムは、すでに東大・京大レベルのブリティッシュコロンビア大学やトロント大学にストレートにいける教育内容である。もちろん、ハーバード、スタンフォ―ド。オックスブリッジもOK。帰国枠で日本の大学を受験することもできる。東大も帰国生枠でOK。
☆したがって、このプログラムを導入することで、文杉の授業も大きく変わる。基本的には対話型だし、アクティブラーニング(PBLとも呼ばれているプログラム)型の授業になる。IBのTOKと同質の授業である。もちろん、オールイングリッシュの授業がずらりとなる。
☆そんな難しい授業がどうしてできるのか?それはもともと文杉が持っていた自立/自律の教育が中学の教育の土台としてあったからである。IBにしてもカナダ型にしてもAレベルにしてもAPにしても(つまりこの高次プログラムが日本の学習指導要領には欠損しているのである)、たいして考える必要がないけれど難しい知識を膨大に暗記するという教育は行わない。
☆知識はあくまで思考の過程で身についていくのであって、考えないで知識を憶えることはしない。したがって、中学受験勉強をしていたメンバーは、はっきりいって誰でもこの高次プログラムについていけるのである。
☆そんなまたっとネガティブなまったくエビデンスもない非科学的偏差値で判断する人もいるかもしれない。しかし、偏差値にしても、首都圏の中学受験生は、同年齢人口の3%である。その中での偏差値がなんだというのか。
☆しかも模擬試験はほとんど考える問題はない。知識を憶えているか整理能力があるかだけの問題である。論理を構築したり、批判したり、創造したりという高次思考はまったくテストしていない。
☆高次思考は得意だけれど知識思考は不得意だという生徒の方が才能者であるとさえいえる。だから偏差値によって高次思考の得意な生徒が排除されている可能性もあるくらいだ。
☆日本や世界の問題を解決する才能は高次思考の持ち主である。文杉は偏差値など、あくまで極端な話であるが、関係なく高次思考の才能の持ち主に道を開こうとしている。
☆そのため、グローバルコースの入試は定員30名で、論理的思考と記述表現をベースにした思考力型テストを新設する。サンプル問題は9月にお披露目するという。
☆説明会できいた感じでは、国語は桜蔭型、算数は麻布型、理科も麻布型、社会は駒東型だろう。もちろん、知識は難しくない。考える素材は身近なものにし、思考過程の構造は同じにするのである。
☆そんなことができるのかと、もし教育関係者が言ったとしたら、それはあまりにも教育のことを知らないということをさらけ出していることになる。最前線の科学も小学生にわかるように身近な素材で構造はおなじものを提示することは可能で、そのことを科学コミュニケーションという。
☆この学問は、日本では21世紀になってやっと探究しはじめられたから無理もないが、ニュートン時代からイギリスではこの学問はある。コミュニケーションの質の違いが日本のグローバリゼーションを間違った方向に導いているかもしれない。
☆ともあれ、麻布や桜蔭などの問題は模擬試験とはまったく違う思考力型テスト。模擬試験の知識思考の高偏差値の持ち主が合格するから、そのような力ではいれると誤解されているが、これらの学校を受験するには、授業での取り組みは高次思考である。つまり、彼らは知識思考も高次思考もある程度両方得意な生徒であると正しく理解しなければならない。
☆だから、文杉が迎え入れる受験生は、今は知識思考は不得意でも高次思考は得意である生徒を受け入れようということだろう。
☆エジソン、ジョブス、アインシュタインは、みな知識思考は不得意であったが、高次思考は得意だった。そういう本当の意味で優秀な生徒を見出すシステムを文杉は作ったのである。
☆正確には、知識思考から高次思考に進むか、高次思考から知識思考に進むかそれはどちらでもよいのである。ただ、いずれにしても高次思考はグローバル時代には必要となる。
☆今まで日本の教育は、ドメスティックだったから、高次思考を必要としてこなかった。だから、学習指導要領には知識思考の教育課程しかないのである。
☆ところが高次思考は得意だけれど知識思考は不得意だという子は、その学習指導要領の世界の中で生きにくかったのである。だから、思い切って海外に脱出する子もいたのである。
☆しかし、世はグローバル時代。高次思考を日本の学校も導入しなければならない。その日本初のモデル校が文杉なのである。だから歴史にその功績を刻む一大事なのである。
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