富士見丘の暗黙知 今形式知化へ
☆同校の授業では、知識を点のままバラバラにしておくことはない。必ず網の目のようにつなげるのである。リンクスの標準形をつくることが授業なのである。
☆この表現はメタファであるが、要するに、CEFRやIBの評価、ブルームのタクソノミー、OECD/PISAなどで研究されているクライテリアである。
☆この網の目の一点に、生徒は好奇心を示して引き出すと、そこからいろいろな知識が紐づいてどんどんつながってくる。また他の人の網の目とも接合し、どんどん網の目が大きくなっていく。
☆この実感を視野が広くなるというのだろう。また、そのときには網の目の組み替えも起こっている。パラダイムがシフトしている場合もあるだろう。
☆知識と思考を結ぶもの、それがこの網の目であり、リンクス態である。通常授業では、知識を憶え、スペシャルな体験授業などで考えるといわれがちだが、知識が網の目状にリンクしていないと思考力が回転しないのである。
☆偏差値とは、知識の素朴な量を測っているものであるから、網の目になっていけば、偏差値が思わしくない生徒も、徐々に思考力を回転させることができるようになる。振り返ると、ものすごい成長ということになる。
☆この網の目自体に気づくことからICTの活用をプランしなければということだろう。富士見丘の通常授業の奥深さ、それが今前面に現れて展開し始めよとしている。詳細は、次の取材記事をご覧いただければ幸いである。
•富士見丘 本物のグローバル教育をゆく (4)
•富士見丘 本物のグローバル教育をゆく (3)
•富士見丘 本物のグローバル教育をゆく (2)
•富士見丘 本物のグローバル教育をゆく (1)
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