戸板の進化の意味
☆同校は、教育理念「知好楽」を現代化し、来春から大きく進化する準備をしている。とはいえ、これは不易流行であり、戸板の品性そのものは不変である。
☆「知好楽」における品性とは何か?それは知性と好奇心に満ち溢れ、他者に開かれた構えが作りだす精神である。
☆そして、この知性や好奇心、開かれた構えは、科学的精神とも共通する。知性とは問いかけであり、好奇心があるからその問いは生まれ、開かれた構えが、好奇心を探求に広げ深めていく。
☆それゆえ、スーパーサイエンスコースであり、スーパーイングリッシュコースなのであろう。また開かれた構えは、授業においてはインタラクティブな対話型授業になるのだろう。
☆この2つのコース設定は、イノベーティブな対応であり、生徒1人ひとりのオリジナリティをより明快に映し出すことになるだろう。ただし、そのオリジナリティが品性に基づいていなければ、自己中心的な人間となっていまいかねない。
☆それゆえ、同校の品性をベースにしたイノベーションという意味で進化を目指しているのである。時代対応のニーズに応えながらも、大切なものも忘れないようにするという私立学校の品格に魅力を感じている受験生層にも今まで通り応えることができる。
☆そういう意味で、戸板を希望する受験生の範囲が広がったと考えることもできる。教育の量よりも質を大事にしながら、海外の大学まで射程に入れた進路実績の飛躍が期待できるわけだから、それは当然である。
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