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文科省 スーパーグローバルハイスクール100校構想 教育は変わるカモ

☆朝日新聞デジタル 8月16日(金)5時42分配信 によると、

海外でも活躍できる「グローバル人材」を育てるため、文部科学省は来春から、先進的な高校を「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定して支援する。初年度は全国の100校を指定し、英語力だけでなく、幅広い教養や問題解決力も身につけた生徒の育成を促すという。

☆文科省は、留学経費や人件費などを支える国費として、20億~30億円程度を来年度予算の概算要求に盛り込むという。1校あたり2000万円というのはでかい。

☆しかも、『英語を中心とした外国語力に加え、課題を見つけて解決する能力や歴史・文化などの教養も重視して教える。必要に応じて、学習指導要領によらない教育が可能な「教育課程特例校」にも指定する。』というのだから、SGHは公立であっても私立並みに自由であるということ。

5月26日に、政府の「教育再生実行会議」(座長・鎌田薫早稲田大総長)がまとめた「大学教育などのあり方」に関する提言に盛り込まれていたアイデアだが、初年度から100校に進化している。

☆文科省は目的合理主義的に政策をつくっているつもりでも、これだけの予算と「教育課程特例校」になって、米国のプレップスクールやイギリスのパブリックスクールなどと交流しはじめれば、公立も私立並みの学校に成長する。

☆ちょうど今つくって、公開していた「中高の最適比較優位座標」を訂正しなければならない。早速、SGHをLL型の領域に入れた。

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☆筑駒とか公立中高一貫校がSGHに指定されれば、LL型校になるし、それは海城や渋幕などGL型校もSGHに指定されれば、そうなる。もちろんGG型も同じ。桜蔭や豊島岡女子が一挙にそうなるということもあるだろう。

☆21会校は、すでにSGHの道を歩いているが、やはり予算は獲得しなければならないわけだから、さらに指定されるように動き始めるだろう。

☆最適比較優位のLLエリアは、残念ながら競争比較優位の様相を呈してしまう。なんという教育行政!

☆これで、LL型領域でない学校の経営は、手詰まりになってくる。なぜなら、SGHの卒業生を受け入れるために大学入試は大きく変わらざるを得ない。SGHの条件に英語で授業するという、IBディプロマ型の要素が入ってくるから、大学の授業も変わらざるを得ない。

☆偏差値とGG型国内大学合格実績における競争比較優位が機能しなくなるのであるから。

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