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2015年グローバル教育改革驀進へ スーパーグローバル大学30校

☆日本経済新聞2013/8/29 2:00 によると、

文部科学省はグローバル人材育成の体制を強化するため、国公私立大学30校を「スーパーグローバル大学」に指定し、重点的に支援する方針を固めた。2014年度の概算要求に150億円計上する。英語による授業の拡大や外国人教員比率の向上を財政面で支援し、世界大学ランキング上位100位内に10校以上が入ることを目指す。

2015

(更新したチャート図)

☆「日本語IB200校」「スーパーグローバルハイスクール100校」「中高英語力テスト」「スーパーグローバル大学30校」とラインナップが揃った。

☆来年度から指定校が決まる構想もあるが、本格的には2015年がグローバル教育改革元年となるだろう。OECD/PISAによる21世紀型スキルを活用する新しい学びのリサーチが始まったときに、これまで話題になってきたPILとかPBL、アクティブラーニング、反転授業だとかを目の前で見ざるを得ない事態が起こるからだ。

☆世界大学ランキング上位以内に10校がはいるには、英語で授業をやるだけでは難しい。しかし、今のところそこが注目されているだけだ。

☆しかし、21世紀型スキルを活用したPIL、PBL、アクティブラーニング、反転授業、オンライン授業などが集積しないと、ランキング入りは難しい。PRだけではいるようなランキングではないからであることは確認するまでもないだろう。

☆つまり中等教育と大学のシラバスの接続を大改革するということ。高次思考のカリキュラムイノベーションが起こるのである。

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☆政財官学のグローバル教育改革路線は、明治以来の近代進歩史観で、サンデル教授のような啓蒙思想をベースにした近代社会論ではない。スーパールサンチマン理念で動いている。

☆しかし、世界史という歴史のグローバリゼーションというボリュームは、ポイントである各国ににフローを作ってしまう。これを止めることはできない。

☆だから、ポイントを変えることによって、近代進歩史観=優勝劣敗=勝ち組負け組デザインを変えるしかない。

☆問題は、このデザインをリフォメーションしようというボリュームがどれくらい集積するかである。

☆中等教育に関しては、首都圏に特に東京に私立学校が集積し、公立学校よりも多くなっている。これは世界にも類のないボリュームであり、ポイントである。

☆世界史のボリュームから、このポイントエリアにフローが流れ込み、ボリュームを形成し、次なるポイントにフローを起こすという、樹状ではなく、ネットワーク型のデザインが起こるかどうか、ともあれポイントをボリュームに変える知の集積をがんばるしかない。

☆歴史のボリュームが、国家というポイントに流れ、次々と樹状デザインで流れているのが97%なのだが、残り3%は国家以外にボリュームポイントを造ることができる仕組み、つまり、それが国家以外の流れが生まれるようにセミラテスデザインが戦後されていたのである。それが私立学校のレゾンデートル。

☆樹状から網目状のネットワークデザインを創ることができるかどうか、歴史のターニングポイントが、教育から生まれる。それが2015年グローバル教育改革の水面下で起こる深層/真相である。

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