富士見丘 二期に向けて教育活動本格化
☆昨日から、富士見丘は学校見学会を開始。二期に向け本格的に教育活動を開始した。夏休み中は、部活に講習にと、もちろん大忙しだったのだが、二期からはいよいよグローバル教育、イノベーション教育、リベラルアーツの醍醐味が目白押しとなる。
☆8月4日(日)、福岡県で行われたインターハイ(全国高校総体)において、同校テニス部が4年連続10回目の団体戦優勝を果たした。この最高のスキルとタフな精神とコラボレーションは、リベラルアーツの象徴。
☆この教育のエッセンスが、学校全体に波及する。まずは、9月11日(水)16:15より富士見丘の国際理解教育・国際交流担当アドバイザーの吉田成利氏による『海外留学への道』と題する講演会が行われる。
☆氏は、ご自身ロンドン大学キングズカレッジのドクターで学ばれている。自らの留学経験と世界各国の学校ネットワークのリサーチに基づいて、グローバルな視野の意義とキャリアガイダンスを行うのであろう。
☆そして、 9月14日(土) 10:30~12:15、サタデイプログラム特別講座「町の中のデザイン」が行われる。建築家 関本竜太氏と教頭大島規男先生のコラボレーション。
☆デザインとは、勝手気ままに人が描くものでもない。木の枝ぶり、葉の葉脈、人間の気管支、血管の枝分かれ図、デルタ地帯の川の支流の絵柄、ホームページのサイトマップ、クラウドからやりとりされる情報の痕跡・・・。
☆そこには、無機物、有機物を横断するコンストラクタル法則が存在する。進化論や熱力学の常識をぶち破る発想。それが2025年以降に新たに出現する仕事で求められるソフトパワー。
☆この思考デザインを身に着けられるかどうかが、グローバル人材育成のカギ。それに成功している教育の1つがIB(国際バカロレア)。
☆IBの10の学習者像を見ればそれは明らか。
Inquirers 探究する人
Knowledgeable 知識のある人
Thinkers 考える人
Communicators コミュニケーションができる人
Principled 信念のある人
Open-minded 心を開く人
Caring 思いやりのある人
Risk-takers 挑戦する人
Balanced バランスのとれた人
Reflective 振り返りができる人
☆高度な英語力を要請する英語科の先生方が、この夏IBの教員研修に参加し、グローバル教育の根本的な存在理由についてリサーチまでしていると聞き及ぶ。
☆そして何より、留学体験をする生徒の増加。彼女たちの学内への学びの影響力は火を見るより明らか。
☆とかく「グローバル人材育成」という言葉は、ワンフレーズポリティクスになりがちなのが、今の日本。富士見丘はそれを見事に乗り越えて、着々と本物のグローバル教育の道を進めている。
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