« 21世紀型学習に必須テーマ フェイクに注意! | トップページ | タブレットで反転授業浸透へ 武雄市教育員会 »

政府 グローバル人材確保へ 2020年に向けて

☆日本経済新聞2013/9/24 0:30 によると、

政府は海外留学生の受け入れ戦略を策定する。重点的に受け入れる専門分野や国・地域を設け、日本への留学を支援する「留学コーディネーター」を現地に派遣し、優秀な学生を集める。文部科学省などが年末までにまとめる。受け入れの成果が期待できる分野として、日本が高い評価を受けている資源・エネルギーや防災技術の基礎となる「工学」「農学」「医療」に絞る方針。

☆東京オリンピック開催2020年まで、グローバル人材育成路線は本格化しているわけだが、育成するだけでは間に合わないかもしれないと考えたのか、英語に関して育成するコストを省けるグローバル人材をと考えたのかわからいが、育成のみならず確保の政策も動き始めるということ。

☆もともと成長戦略が背景にあるから、TPPの件も相まって、実際にたいへんだという実感が政府官僚にわいている今日この頃なのであろう。

☆今は育成と留学生確保ということになっているが、すでに企業では、留学経験者、帰国生をどんどん入社させている。彼らの土壌ができれば、そのチームには、海外からの留学生を組み込んでいく方がコストがかからない。

☆したがって、育成から確保にシフトしていくだろう。

☆しかも、政府・官僚・企業主導だから、日本の国家システムや組織システムに逆らわない人材が増える。

☆この成長戦略は優勝劣敗進化論を驀進させることになる。明治の開国、戦後の開国、グローバル時代の開国。共通点は官僚主導による開国である。

☆この官僚主導開国は、他の近代先進諸国に比べて、実はものすごく快適なのである。安心・安全・便利、豊かな食・おもてなし文化・・・。他国で学んできた留学生が日本に帰ってきて思うことは、知的不自由さより生活の快適さである。

☆つまり、官尊民卑のプロトタイプは変化しないということなのが、A層は、自分のポジショニングを優秀なグローバル人材で固め、B層には「官尊民卑」を悟られないように、ネコナデ声は忘れない。世帯年収が1000万いくかいかないかくらいで、B層は満足するように教育システムはできている。

☆だから、英語教育政策反対、受験英語でいいじゃないかという反グローバル有識者を、困ったなという表情をしてみせながら、言論の自由だし~と世間に放っている。

☆そんなシステムでよいのかあなんてクリティカルシンキングを持っている人材はB層の中につくってはいけないのだ。A層の中には、そういうメンバーを組み入れて、そうだよなあ。だから、A層は素敵なんだということが客観的にわかっているよねと、「客観的」という言葉に弱いクリティカルシンカーに、でどちらをとるのと、選択の自由だという。

☆A層が嫌なら、C層という領域もあるよと。問題はABCDシステムそのものを何とかしたいのだが、そこまでメタ認知は働かない。未知の部分は客観的でなく、所詮思い込みだろうとクリティカルシンキングするようにプログラムされているからである。日本では、ローティやハーバマスは流行らないのはそういうわけだ。

☆そんなことはない一世を風靡したじゃないかと言われるかもしれないが、それは0.3%の文学部出身者の領域でのみだろう。それらは、出版メディアと運命をともにするしかないのがほとんど。

☆英語ができない場合は、えいじゃないかと開き直り、豊かな文化に支えられれて生きて行く道を楽しめばよいということになる。官僚の周りはぎりぎりまで国内外の留学生のメンバーが固めるようになる。お雇い外国人学者のときと同じように。

☆ところで、あんたはどうすんだよと聞かれることもしばしばだが、ABCD層を包括する超越論的次元で、理想の門番を勝手に決め込んでいる。今のところこの門番の職業は、流行っていないし、それゆえ資格試験すらない。

☆明治以来、政府官僚は、超越論的思考=啓蒙思想を忌み嫌い、法実証主義の領域をA層で守っている。ローティやハンナ・アレントでさえも、その仲間に繰り入れようとしている。

☆そんな超越論的次元など、今や存在しないだろうと一蹴されることも多いが、それが明治以来、もう一つの近代の領域としてひっそりと生まれていたのである。私はそれを≪私学の系譜≫と呼んでいる。私立学校研究家。そう名のるのは、私一人だけはないだろうか(汗)。

|

« 21世紀型学習に必須テーマ フェイクに注意! | トップページ | タブレットで反転授業浸透へ 武雄市教育員会 »

21世紀型教育」カテゴリの記事