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富士見丘 町の中のデザイン アフォーダンスの視点で

☆9/14(土)サタデイプログラム「町の中のデザイン」の講演があった。講師は、建築家関本竜太氏(リオタデザイン代表取締役・一級建築士・日本大学講師)。

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☆まず関本氏の設計した「隅切りの家」の設計から建築までのビデオを見るところからはじまった。そのビデオを作成したのは、同学園の教頭大島先生。プログラムの仕掛けは、講演の前から綿密に、2人の対話によって構築されていた。

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☆隅切りの家がどういうコンセプトでできたかというより、そのコンセプトをつくる視点が、アフォーダンスという認知心理学の成果を活用すると明らかになる。

☆生徒たちが事前に撮影してきた町の中のデザインを、互いになぜその写真を撮ったのか、なぜそういうオブジェがあるのか語り合った。

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☆人間の行動や気持ちが、必ずしも自分の意志で生まれるのではなく、回りの環境、空間、パースペクティブ、色、形などに誘引される場合があることを確認した。

☆建物は、ただ格好よくデザインするのではなく、アフォーダンス的な無意識の条件を考慮してつくることで、住まう人の生き方を快適にもその逆にもする。

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☆それは建物のデザインだけではなく、人と人の関係をデザインする場合にも、つまりグローバルな関係をデザインする場合にも、平和をデザインする場合にも、人と道具の関係をデザインする場合にも、人と言語の関係をデザインする場合にも、人と社会をデザインする場合にも、人と自然をデザインする場合にも、あらゆる領域を横断的に「デザインする思考力」として一般化できる。

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☆グローバル人材育成時代に重要なのは、国を超えて理解をシェアすることだが、そのためにはこのようような「デザイン思考」を体得しなければなるまい。

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