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浅野と暁星の大きな違い

☆来春2月3日、例年通り浅野と暁星の入試がある。日能研の予想偏差値をみると、浅野が65で暁星が59。

☆志望校登録ではじきだすとこうなるが、実際はそうはならない。というのも両方とも実質倍率は2.5倍前後だろうからだ。

☆浅野は、形式倍率は7倍ぐらい。その7倍の中で偏差値を算出すると、もちろん予想だからそれでよいのだが、65になるが、実際はそうはならないだろう。それなのに、結果偏差値も予想偏差値と同じだから、がんばっている受験生は、来春やはり偏差値に規定されない方がよい。

☆偏差値上位者は、同じ3日の筑駒や海城、筑附、早稲田、慶応中等部、公立中高一貫校に分散するから、実際には浅野に80%以上65の受験生が集まるとは、考えにくい。

☆そんなことを考えながら、単純に浅野は人気があって暁星はファン層が一定という指標だぐらいにとどめておけばよいのだから、まあいいのだけれど・・・。

☆ただ、暁星の入試問題をみて、なぜ麻布型になっているのか不思議に思った。浅野は模擬テスト型。1986年以降、中学受験は大衆化し、受験市場の75%はB層であるのかもしれない。そうであれば、B層にとって麻布型は受験しにくい。

☆浅野に軍配があがるのは市場の人気投票の性格上しようがあるまい。

☆ただ、何も麻布型にする必要はない。浅野はB層に人気だから、あまり教育理念にこだわらない層がうける。

☆豊島岡女子とそれは同じだ。桜蔭、JG、雙葉のそれぞれの理念にこだわっていたはずなのに、併願は、豊島岡女子になる。B層にとって、理念や校風は、本当はどうでもよく、ブランドである。

☆ところが、暁星はB層は受けにくい。理念とブランドがいっしょだから、理念なきブランドの浅野の方を市場は選んでしまう。

☆それはそれでよいのだが、暁星の理念は麻布とはまったく違う。むしろ慶応型に近い。

☆だから、入試問題は、慶応風で、回答方式が記述・論述型というのがどちらかといえば暁星の顔としての入試問題だろう。

☆麻布型だと麻布の併願にしかならないが、上記のようなスタイルになれば、海城や慶応中等部を消極的に受けている受験生が暁星に積極的に受験しようと考えるかもしれない。少なくともこのレベルの受験生は、ちゃんと入試問題をみて、自分の学び流儀に適合するかしないか自分で考える。

☆暁星は受験市場の25%であるA層C層のうち、A層をターゲットにしているのに、入試問題はC層をターゲットにあてている。受験層のマッチングがズレているかもしれない。

※ABCD層の分類については、小泉政権時の選挙戦略を日本の官僚近代のとらえ方に適菜収氏が拡大した考え方をベースにしている。≪ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体 ≫適菜収著 (講談社プラスアルファ新書)参照のこと。

なお、私はB層が日本を滅ぼすとは思っていない。官僚近代日本をプラスのエネルギーにする契機だと思っている。B層をマイナスエネルギーではなく、プラスのエネルギーにコントロールするのが≪私学の系譜≫であるという考え方。≪私学の系譜≫は、ABCD層座標と次元が違うもう一つの近代という価値観座標。ABCD座標に取り込まれてしまっては≪私学の系譜≫座標が歪んでしまう。

Tekina

 

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