大学運営から教授会排除を?
☆日本経済新聞2013/9/18 20:53 によると、
政府の産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)は18日、雇用・人材分科会で、大学改革と留学の促進策を議論した。民間議員は教授会による「根拠なき大学運営への関与の排除を検討すべきだ」とし、学長主導の改革を訴えた。優秀な教員確保のために、中高年の教員の給与を抑え、その分を若手や外国人研究者に回すことも訴えた。
☆大学改革や2020年東京オリンピック実施に向けてのグローバル人材育成に関して、大学が俊敏に変わらないのは、教授会という象牙の塔ともいうべき存在があるからということなのだろう。
☆教授会が改革の壁であることは、従来から議論されてきた。大学のマネジメントは、マネジメントのプロにという流れだろうが、今度はそのプロにリベラルアーツ的な感覚がなかったら、それはそれで困る。
☆ビル・ゲイツではないが、教養力より就職力だろう。教養を捨て就職に役立つ実際的な技術をと考えている人の方が多いはず。
☆今の教授会は、それには反対するだろう。
☆しかしである。デジタルウィズダムなるものは、サバイバルスキルと教養を統合できる知恵であるかもしれない。
☆やはり大学改革については、2001年以降に生まれた子供たちの未来を想定して議論したほうが生産的だろう。参考になる本は、以下の本。
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