グローバル人材育成時代の教育 カリキュラムイノベーションの時代到来
☆2013年~2019年は、グローバル人材育成の時代、次回の学習指導要領もこの間にグローバル学習指導要領として作成されることになる。
☆また、新学習指導要領ができるまで、今のままなのかというと、そうでないことは、従来の学習指導要領改訂前夜を思い起こせばわかるはず。
☆すでに、日本語IBの指定校も出そろっているし、スーパーグローバルハイスクールの話など喧しい。
☆当然、先進的な学校や教師は、公立私立問わず、グローバル人材育成の時代を読み解きながら、グローバル時代で子どもたちが生きていける力を身につけるカリキュラムイノベーションにチャンレンジしている。
☆今までの受験言説だけで学校選択をすると、時代を読み違える恐れもある。そこでグローバル人材育成時代の教育の恩恵に浴せるように、キーワード(フレーズ)をざっくり列挙しておこうと思う。
■教育行政は2018年以降の「新学習指導要領=グローバル学習指導要領」にむけて動いている
・グローバル人材育成のための学習指導要領のリサーチははじまっている
・日本語IB(国際バカロレア)の導入
・スーパーグローバルハイスクールの構想
・スーパーグローバル大学の構想
・英検以外にTOEFL、TOEIC、IELTSが話題になっている。
・英検、TOEFL、TOEIC、IELTS以外の日本語検定、NHK英語講座などもCEFRに準じている。
・高校生留学促進
・各大学でアクティブラーニング、PIL(ピアインストラクション学習)、PBL(プロジェクトベース学習)を導入
・各大学で留学支援、英語で講義する準備を進めている
・東大、京大をはじめ新しい推薦入試などの入試改革の議論が起こっている
・2015年のOECD/PISAには、協調的問題解決力の測定が新たに加わる
・アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、シンガポールなど英語圏の国々でグローバル教育(Global Learning)の取り組みがすでに先行実施されている
・上記のグローバル教育は、グローバル経済に耐えられる能力(21世紀スキル×多言語×理数)と国際的な格差や紛争の問題を解決できる能力(4C)の両側面から学習プログラムが組まれている。
※4C=コミュニケーション、コラボレーション、クリティカルシンキング、クリエイティビティ
☆IBの学習者像は、グローバル人材像のことを示しているが、10の側面から検討している。具体的にイメージしやすいので、これも列挙しておく。
Inquirers 探究する人
Knowledgeable 知識のある人
Thinkers 考える人
Communicators コミュニケーションができる人
Principled 信念のある人
Open-minded 心を開く人
Caring 思いやりのある人
Risk-takers 挑戦する人
Balanced バランスのとれた人
Reflective 振り返りができる人
☆また、国立教育政策研究所教育課程研究センターが、次回のグローバル学習指導要領を見据えて、21世紀型能力のイメージ図を描いているのでそれも掲載しておく。
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