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工学院 思考力テスト開発 画期的(1)

☆9月7日、工学院は中学校説明会を開催。平方校長による、グローバル時代の本格化に備えて、カリキュラムイノベーションを行っていくことが高らかに謳われた。

☆9月8日5時20分に、2020年東京でオリンピックが開催されることが決定されたのを見て、たしかにグローバル人材育成時代は本物となると確信。

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☆さて、そのための実現策として、授業の20世紀講義型から21世紀対話型にシフトする準備が行われているということだ。

☆そしてその6年間の授業の成果が国内外含めたグローバル進路指導につながるように中身も充実していくということである。そのために、今年の夏、IB研修に教員が自ら学びに行ったという報告もされた。

☆6年間の授業の顔として、入試問題もそのエッセンスが出題されるわけだが、21世紀対話型授業になるということは、思考力育成授業であるということである。すると、当然思考力テストなるものも開発しなければならない。

☆今回、4月から着々と進めていた、その画期的サンプル問題がお披露目されたのである。どういうところが優れているかというと、1960年代から教科中心主義の教育政策によって、日本の教育は、いまだに、教科の論理が、一般思考の論理に転移できないでいる。

☆それが総合学習が広がらなかった大きな原因であるが、特殊から一般へ、一般から特殊へという循環的なリンクシステムができていなかったということなのだ。

☆実は、この循環リンクシステムこそ、イギリスのパブリックスクールや米国のプレップスクールに代表されるように、トップクラスの中等教育で実施されてきたリベラルアーツの根っこである。

☆先進諸国で、そのエッセンスを21世紀型スキルと称して、公立学校に広める運動をしている。日本もかなり遅れて次回の学習指導要領にそのエッセンスを盛り込むことはすでに決定している。

☆その先駆けとして、工学院は思考力テスト及びそのテストをトレーニングする思考力セミナーという21世紀型授業を開発したのである。

☆10月19日(土)、12月7日(土)には、思考力セミナーを体験できる。各教科で活用されている思考力を一般化するセミナーであるから、そこで学んだ思考力は、不得意教科にも応用され転移する可能性が大である。

☆ぜひ体験されてはどうだろう。

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