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好き勝手学校選択論(10)カリスマおススメ女子校QS

☆サンデー毎日(10月20日号)の記事「中学受験のカリスマが勧める中高一貫校」でカリスマがススメル女子校16校のクオリティスコア(QS)をつけてみた。

Qs7

☆女子校は、どこも英語に力を入れている。良質である。しかし、ガラパゴスで、英検準1級やTOEIC800が上限。

☆このぐらいの英語力があれば、短期留学ならなんとかなる。しかし、現地校の授業を英語で受けて理解するところまではいかない。

☆CEFRでいけばB1B2レベルが上限。これでは、海外大学はうまくいかないだろう。国際教養大学も、英語力はそんな程度でよいです。進学してから大学で伸ばしますからと実はガラパゴス。

☆いいじゃないかどこまでも英語力を伸ばし、英語の文献を読めるぐらいになって、英語でディスカッションできても。

☆先進諸国のグローバル教育の本位は、別に英語力にあるわけではないのだから、なおさらツールとしての英語力は身につけておいたほうがよい。

☆なぜガラパゴスになるかというと、英検だからだ。英検は1級とってもC1レベル。TOEICも950とらいないとC2には達しない。

☆おまけに中高でC1C2に到達するのは無理だとまでCEFR-Jでは言ってしまう始末。そういう最大公約数的な考えに右顧左眄しないのが私立学校の良さであるが、そこに気づいている私立学校は、女子校といえども少ないということ。

☆英語教育に力を入れていると言っても、CEFRでB2レベルでよしとするのと、C2レベルまでチャンレンジしようというのでは、実は思考力の差も出てしまう。

☆ツールとしての英語力は、実はツールとしての思考力にも一致するからだ。

☆言語=思考だなんて、そんな価値観はとらないよ。でもよいのであるが、欧米の考え方は、いろいろあるけれど、確実にIBなんかは、その価値観がベース。もちろんいろいろあると言っている。

☆いろいろあって、レベルがC2なら問題ないが、いろいろあってB2までしか行かなくてよいという話とは別次元のお話し。

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