好き勝手学校選択論(7)クオリティスコア再考
☆この違いは、同誌の記事に一致する。3校は受験市場から大学合格実績を出す期待がかけられている。
☆安田学園は、アクティブラーニング系の特別プログラムを体験学習的に導入する。それゆえ、大学合格実績(MARCH以上に焦点をあてている)という要素のみが色濃く出ている中央大付横浜より、安田学園がQSが高くなっている。
☆さらに戸板は、スーパーサイエンスコースやスーパーイングリッシュコースのように通常授業に21世紀型教育を埋め込むという記事が掲載されている。しかも国内外の大学進学にも期待がかかるとある。
☆それゆえ、タイトルで載っている順とは逆にするとQSの高い順になっている。QSが高い方が教育力のパフォーマンスが高い。なんともパラドキシカル。
☆ところで、中央大付横浜が、これからかつてやろうとしていたIBコースを再度検討したとしよう。もしものことだから、あくまで仮説だが、nowとifで比べてみよう。
☆ifの方が、当然QSは高くなる。このまま中央大学のロースクールが早稲田や慶応に溝を開けられ続ければ、法学部不人気と重なって、ダメージを受けるだろう。
☆すると、やっとグローバル路線に舵をきらざるを得なくなるだろう。まして、日本の大学の枠組みをぶっ壊す海外大学の無料オンライン講義旋風は、無風の同大学に改革を迫るだろう。しかし、時すでに遅しだと思う。
☆2000年にグローバル教育や21世紀型スキルのプログラムをつくる予定だったのに、それがとん挫した。理工が、ここ数年がんばっていたが、それも学内に広がらなかった。
☆ 付属中高が自前でサバイブしていく方法を考える時が来たのかもしれない。
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