グローバル人材育成時代の声を聴きたい
グローバル人材育成の具体策や課題を議論する大学改革シンポジウム「成長戦略におけるグローバル人材の育成」(日本経済新聞社主催)が2日、東京・千代田の日経ホールで開かれ、学生や大学・企業関係者ら約600人が参加した。
一般社団法人の日本MOT振興協会(東京・中央、有馬朗人会長)は2日、新日鉄住金の三村明夫相談役ら4人の講師を招きグローバル人材の育成を巡るフォーラムを都内で開いた。三村相談役は「異なる文化背景を持つ人とのコミュニケーション能力は、国内でも役に立つ」と基調講演。大学での留学支援を求めた。
☆いずれも成長戦略の一環としてのお話し。≪私学の系譜≫の1人内村鑑三ならどういっただろうか?「後世への最大遺物」で、お金も大事だし、知恵も大事だし、事業を起こすことも教師をやることも大事だ。しかし、誰にでもできるわけではない。
☆誰にでもできる事は「勇ましい高尚なる生涯」をおくることだ。つまり、
この世の中は悲嘆の世の中でなくして、歓喜の世の中であるという考えをわれわれの生涯に実行して、その生涯を世の中への贈物としてこの世を去るということであります。
☆グローバル人材とはタイトルつきのリーダーになるもよし、ナチュラルなリーダーになるもよし。
☆前者は競争に勝ち抜いたものに与えられる。後者は自分の意志で自分に与えられる。内村鑑三は後者は誰にでもできると語るが、誰にでもできて誰にでもできない生涯でもある。
☆それゆえ、もう一度内村鑑三という今でも比類を見ないグローバル人材の声に耳を傾けたいものだ。
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