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好き勝手学校選択論(5)クオリティスコア再考

☆クオリティスコアをつけていて気づいたのだが、ICTの活用が編集、プレゼンの段階でおわっているところが多い。

☆いろいろなICTの活用方法について議論や情報交換がされているのに、思考力の次元は、知識→理解→応用→分析→総合で終わっている。

☆CEFRでいえば、A1A2B1B2C1で終わっていて、C2に突入する気配がない。

☆このことに気づいているのは、木村先生と桑子先生。さすがはどちらも理科の先生である。同僚や学びのコミュニティの仲間に対しても、なあなあではなく、違和感をちゃんとメッセージとして送れる。こういう教師も世の中にはいるのだ。日本の教育も捨てたものではない。

☆ニューヨークシティにしてもフィンランドにしても、スタンフォード大学にしても、タブレットを開けば(ノートパソコンで十分なのだが)、生徒自身が自分の学習の特性グラフや最近接発達領域をファシリテーター(真の教師)と共有できるようになっている。カーンアカデミーもそうだ。

☆ムードラーがたくさんいるのだろう。アスリートもデータスポーツなんて言われて、動画やデータを振り返り、戦略を再構築しながらゲームをしていく。

☆教育や学習も同じである。

☆しかし、これにはテスト測定学やエンパワーメント評価学、質的リサーチ力が必要なのである。

☆質的リサーチは最終的には定量的になるから、定性と定量を分けるのではなく融合することがポイント。このやり方はIBの評価システム。ここには常にヴィゴツキーの最近接発達領域の進化系がある。

☆こういう話を能書きだと言って受け入れない学校が多い。

☆もしこれを取り入れたら、カリキュラムイノベーションがいっぺんに起こるのに。

☆いいところまでいった学校もあったが、やはり目先の利益に勝てなかった。一方聖学院は、今その研究をしている最中。

☆新しい評価研究会で学んでいる教師と生徒もいるぐらいだ。ただし、こちらはパフォーマンス評価の流れになっていて、フォーマティブアセスメントにはなっていない。

☆そこで、聖学院の幾人かの先生方は、それとは別に思考力テストやセミナーを行いながらリサーチし続けている。

☆今はまだ、そこのスコアはでていないが、そんなことを考えるぐらいだから、発想としてものすごい教育の質を蓄積しているのである。

☆その背景があって、表面に顕在してきた大学合格実績。また英語力を伸ばす学校として受験市場に支持されるようになっている。これからが楽しみではないか。

☆使い方がまた違うが、ハードにコストや時間を費やさず、ソフトパワーをICTでというのが東京女子学園の英語である。ハードはすぐにバージョンアップするが、ソフトパワーはそうは他校はまねができない。この女子校も期待が持てる。実際説明会の参加者も増えている。

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