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富士見丘の思考力 

☆富士見丘で、教務部長の板垣先生と教頭大島先生の対話に立ち会った。世に言う思考力テストと富士見丘の思考力型入問題としての「新傾向問題」の違いについての対話。

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☆思考力とは何かについては、諸説があるが、同時にだからこそ、各学校独自の考え方がある。その違いは繊細で、私の力では遠く理解は及ばないが、21会サイトに記事を掲載したので、ご覧いただきたい。

富士見丘 思考を相対化する「思考力」(1) 
富士見丘 思考を相対化する「思考力」(2) 
富士見丘 思考を相対化する「思考力」(3)

☆実におもしろいのは、3つの能力と相対化の関係であるが、この3つの関係は、フッサールの共同主観的な発想があって、富士見丘の思考力の深淵さに驚愕する。

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☆詳しくは、21会サイトに譲るが、私なりに3つの能力と「相対化」の関係を図にしてみた。余計な事をするなと叱責されるのがオチだが、こうし書いてみると、実にメタ認知よりもダイナミックな「相対化」の知が顕れてくるような気がしたからである。

☆教育学の世界では、「メタ認知」とか「クリティカルシンキング」といっているが、現代思想の世界では「相対化」と言った方がピッタリくる。

☆つまり、教育学という特殊な学問領域より広い現代思想の領域の言説が富士見丘の学内では日常化しているところに教育の質の濃さがある。

☆そう言うと、広告的な言い方だ!!と批判されるかもしれないが、悲しいかな素直にそのように外からは見えるのである。。。

☆しかし、この私立学校研究ブログは広告サイトではまったくない。とある広告代理店から、なんで酔狂にもそんなに書いているのと笑われたが、諸君が≪私学の系譜≫を伝えないからだよと回答しておいた。

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