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2014中学受験【002】 中学受験生の新たな学校選択視点 達成度テストの時代へ

☆日本経済新聞の教育ニュース≪達成度テスト「導入は5、6年先」 文科相が言及 2013/11/1 11:21≫は、来春の中学受験生から注目すべき新たな学校選択視点の話である。

下村博文文部科学相は1日の閣議後の記者会見で、政府の教育再生実行会議が提言した大学入試センター試験に代わる達成度テスト(仮称)の導入時期について「今の高校生は該当しない。中央教育審議会(中教審)の議論や制度設計後の周知徹底を考えると(導入は)5、6年先の話になる」との考えを示した。

☆これは今の高校生には該当しないが、来春の中学受験生、つまり現小学校6年生から該当するということなのである。ビジョンとしては「記憶・暗記中心の学力一辺倒の入試を」改めるとある。

☆ではどういう入試かというと、当然思考力テストになるのだが、今までのような論述式や小論文式のテストになるだけだと考えるのは早計である。

☆2018年以降の達成度テスト発想には、グローバル人材育成の時代という背景がある。どうせアベノミクスの成長戦略の延長だろうというのは実は違う。

☆もちろん、強力に推進しているのは、安倍政権であり、第一次安倍政権からの悲願でもあるが、民主党政権時代に骨太のグローバル人材育成戦略はできあがっている。

☆なんだ経産省と暗躍する文科省の官僚の野望かというと、それもまた違う。グローバル人材かグローバルシチズンか、その差異はあるが、すでに世界の国々が「グローバル教育」を推進しており、その時代の要請に日本も呼応しているとポジティブに考えないと、あらゆる選択判断ミスをおかしてしまうだろう。

☆アベノミクスは、むしろインフレターゲットによる反動をも想定し、グローバル人材育成を急いでいるとも考えられる。

☆というのもマネーをどんなに増やしても、もはや円の行き場がなくなっているというのが、大方のエコノミストの見方である。つまり、国内では循環経済が成立しない。だから補助金をめぐる話がでてくるし、お金はどこからかというと消費税増税という話になってしまう。

☆自分たちのお金を国内で回そうとなるのだ。しかし、それでグローバル社会で生き抜いていけるはずがない。

☆どうしても経済循環を世界と結ばなければならない。それにはグローバル人材は必要なのである。もちろん、日本以外の世界のグローバル教育は、すでに英語の壁はないから、グローバル経済における新しい資本主義の制度設計者、エコロジーの制度設計者、ITによる学際的データーサイエンティストという新職業を生みながら、新自由主義的経済から自然秩序型あるいは自然自生型経済――アダム・スミスの夢――という大きなビジョンを生み出しながらグローバルシチズンの形成を目論んでいる。

☆こうして世界を眺めると、経済・サイエンス・ICT及びその学際的な統合を図り、世界としての社会をデザインする思考力が必要とされているのは見えてくる。

☆だから、教育現場で、エコ・英語・ICT・21世紀型スキルそしてリベラルアーツというキーワードが重視されているのは了解できるだろう。

☆小泉元首相が何を思って「原発0発言」をしているのかはわからないが、アベノミクスの次のステージを直感しているのはどうやら確かだろう。

☆その次のステージに突入するのが、今の中学受験生である。

☆今までは改革はゆるやかにやってきた。しかし、ここのところの異常気象のように、一歩踏み込んだところから突然豪雨に襲われるのだ。

☆そこまで時代を読んでいる21世紀型教育を考える学校を自ら探す学校選択眼を磨く必要があろう。突然、2018年から達成度テストにシフトする情報を考慮に入れる学校選択が必要になったのであるから。

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