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2014中学受験【036】 併願戦略に緊急事態宣言です! 

☆前回、併願校の見直しをと書いた。そのきっかけになったのが、山内太地氏の新刊著書「大学のウソ 偏差値60以上の大学はいらない (角川oneテーマ21)」を読んだからである。それについては、前回のページなどをお読みいただきたい。

☆要は「子ども→日本の(高偏差値)中高大→世界」の枠組みで併願校を選択していたとしたら、次のような選択参照枠組みも検討してみてはどうかという趣旨である。

①「子ども→ダブルディグリー取得可能な中高大→世界」

②「子ども→多様な留学経験ができる中高大→世界」

③「子ども→留学→世界」

④「子ども→グローバルな教養育成可能な中高大→世界」

⑤「子ども→GIL教育を実施している中高大→世界」

*GIL=global×innovation×liberal arts

☆とはいえ、①のダブルディグリー取得可能な中学といえば、現状では文化学園大学杉並しかない。

☆だから、①の参照枠組みですべて併願を組むわけにもいかない。そこで、今組んでいる併願校が、上記の参照規準の②なのか④なのか⑤なのか確認しておくことが重要である。

☆③は、併願とは少し次元が違うが、中学や高校から海外に行くというのもありだし、学校選択をドメスティックに陥らせないための参照規準でもある。

☆また、中高では③の参照規準を使わないにしても、大学で使うかもしれない。だからこの参照規準をここで並べておく価値はあるわけだ。

☆なぜなら、将来突然思い立ったとき、もしも「子ども→日本の(高偏差値)中高大→世界」の枠組みだけで、学校を選択していたら、「留学」にすぐには対応できない。というのも、そのときには、グローバル教育はさらに進んでいて、英語力もCEFR基準でいえばC1以上を要求されているだろう。

☆「子ども→日本の(高偏差値)中高大→世界」の枠組みだけで学校選択した場合、この要求に即対応できないのである。

☆しかし、80%の家庭は留学は考えないからと言われるかもしれない。ところが、グローバル人材育成時代とかグローバル教育時代は、日本にいても、海外からの留学生や海外からのビジネスマン、いや医者も法律家も国際資格を有した人材がどんどんやってくる。TPPとはそういうものなのだ。グローバル市場が開放されれば、ひと・もの・かね・情報の交流や交渉は激化するのは目に見えている。

☆まして、21世紀の資本は、実は金よりも人間の創造的才能。クリエイティブ経済が着々と進行している。

☆もはや、「子ども→日本の(高偏差値)中高大→世界」の枠組みでは、この世界認識をとらえられない。

☆だから、もっとも効率的有効なのは、①「子ども→ダブルディグリー取得可能な中高大→世界」の参照規準なのである。

☆そして、①でない場合、有効なのは、②「子ども→多様な留学経験ができる中高大→世界」か、④「子ども→グローバルな教養育成可能な中高大→世界」か、⑤「子ども→GIL教育を実施している中高大→世界」かのいずれかなのである。

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