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2014中学受験【041】 世界に通じる藤嶺藤沢

☆神奈川エリアには、今後世界に即通じる学校が3つある。その代表格が藤嶺学園藤沢。世界教育遺産があるとしたら、まずは同校を登録しなければなるまい。そしてその理由は多くを語る必要はない。

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(学校パンフレットから)

☆このパンフレットの写真がすべてを物語っているのではないか。茶道と剣道が収められているのだ。「道」「勇猛精進」「おもてなし」「グローバル」「教養」・・・すべてが詰まっている。

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☆日本の精神を語るときに必ず繰り返し読まれる本。どちらも日本人である岡倉天心、新渡戸稲造が描いた本なのに、翻訳者の名前が並んでいる。

☆そう、両著はもともと英語で書かれていた。世界を相手に日本の精神を自己表現する旅を彼らは行っていた。その旅の途中で、「茶の本」は、フェノロサやフランク・ロイド・ライトに大きな影響を与えた。「武士道」は、エジソンの座右の銘となった。

☆藤嶺藤沢の話題が出るたびに、両著を思い起こす。おそらく相通じる道があると思う。

☆それを確信させるのは、新聞部の存在だ。その活動はコンクールでも受賞するほど外部評価が高い。自己表現と世界精神が一致するアクティブラーンニングの拠点がここにはある。

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(同校サイトから)

☆もちろん、新聞部のような活躍の背景には、一部の生徒だけではなく、学校全体での自己表現の取り組みが大前提。弁論大会や卒業研究レポート、多様な講演、法話・・・無限の表現行為。

☆そして言うまでもなく、「道」は「世界」に通じているという実感を抱ける多様な海外研修や修学旅行。マレーシア、シンガポール、北京、オーストラリア、ニュージーランド・・・。すべて日本の教育に比べ、21世紀型スキル教育先進国である。

☆おそらく鎖国状態で世界に遅れをとっていた当時、岡倉天心や新渡戸稲造が海外という未知との遭遇を果たした時と同じ感覚を抱いて帰国することだろう。そして、日本を変えられるのは、母校藤嶺藤沢しかないのではないかと確信に到るだろう。かくして「勇猛精進」の「道」は遠くまで開かれる。

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(同校サイトから。熊野への旅までするのが同校の真骨頂)

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