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2014中学受験【065】 受験生の保護者はジョイントディグリーの情報を考えよう!

☆前回「私学研ブログ週間ベスト30(2013.12.3週目)」を掲載して、少し驚いたのは、この「7:海外大学と新たな連携 ジョイントディグリー?」記事のランキング。

☆低すぎると思う。今年の併願校選びは、第一志望校は、長年考えてきたから動かしがたいだろうし、それがよいのだが、他の併願校については、いろいろな情報が舞っていて、キャッチしなければならない情報がたくさんある。

☆その中でも、ジョイント・ディグリーの情報は、中学受験に直結である。にもかかわらず、関心が意外にも低い。

文部科学省は16日、日本と海外の大学が共同で教育課程を作り、履修した学生に両大学連名の学位を与えるジョイント・ディグリー(国際連携学位)制度を導入する方針を決めた。海外の高水準の授業を取り入れることで大学教育の質を高めるとともに、海外留学を促すのが狙い。

☆この流れは、日本の大学が自前で改革ができないことが明らかになっている今、最も信ぴょう性がある。文科省が動こうが動くまいが、世界の大学の常識であるから、大学は自力で動き始める。

☆時代は2015年から2018年の間に動くから、中学受験生が高校卒業するときには、その動きに巻き込まれているわけだ。であるならば、ジョイント・ディグリーの情報をイマジネーションを膨らませて考えてみるべきだ。

☆たとえば、いわゆる御三家で大学を有しているところは武蔵である。武蔵はすでに中高でイートンをはじめとする海外の私立学校と骨太の交換留学プログラムを実施してきた。

☆今年になって、さらにグローバル人材育成プログラムに着手しはじめた。武蔵高校から武蔵大学には、5年に一度1人進学するかしないかだが、同じ敷地内にあって、それでよいはずがない。

☆今までのネットワークからいって、ジョイント・ディグリーの動きはありだなと勝手に予測してみることが大事である。そういう視点で、もう一度考え直す。駒東や慶応は、すでに附属の大学があるから、そうなる可能性に期待をかけていればよいが、桐朋を受けるか武蔵を受けるか迷っていたら、その視点を考えに加えることだ。

☆そうなってくれると、GMARCHや日本大学などもそういう動きになるのではないか。そういえば、明大明治はそのような動きに転じているし、立教も水面下であわただしい。

☆中央大学附属横浜も今になってグローバルな路線を模索し始めている。日本大学はケンブリッジのネットワークを持っている。

☆文化学園大学も、すでに文化学園大学杉並中高が、ダブル・ディブリー路線を決定している。

☆大学附属は、意外な動きに転じる可能性がある。

☆では、大学附属でないところはどうか?これは非常にわかりやすい。3か月レベルの留学をたくさん行っているところ、海外大学と姉妹校提携をしているところ、実際に海外大学に進学しているところ。

☆そのような私立中高一貫校は、このジョイント・ディグリーの最短の進路をとる可能性があるのだ。

☆どのような私立学校がそうなのかは、本ブログや21会サイトをご覧になれば明らかである。

☆今はまだ憶測段階にすぎないことも、来春2月には明らかになる。そのとき考えたのでは、後の祭りとなろう。

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