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2014中学受験【070】 湘南白百合 エンパワーメントプログラムの意味!

☆以前こう書いた。

神奈川エリアで、「世に光をもたらす神様のようなリーダーを育てる気概のあるワクワクするような本来的なカトリック校は、聖園女学院と湘南白百合、栄光学園。」

☆私だけがこう考えているわけではないことを示す湘南白百合の記事を発見した。湘南白百合について「社会に奉仕できる人間を目指すなら心で感じるだけでなく、世界へ飛び出そう!」という記事がNetty Landのサイトに掲載されている。

これまでは、難民施設で働いているシスターの話を聞いて共感したり、貧しい国へ献金をしたりするなど、心で感じることはできても、学園の外へ出て、自らが世界を含めた社会のために貢献するまでには至らずにいました。そこで、同校では、世界で活躍する女性の育成の土台づくりとして、国際語として必要な英語のスキルを磨くことに力を入れることにしました。それが、今年度から本格的にスタートする語学研修プログラムです。

☆身近にこのような世界に奉仕する献身的なシスターが存在していて、対話ができるだけでもすごいことだ。マザー・テレサに一度しか会ったことがないが、その姿を通して語りかけてくる声は今も心に響いている。響いているだけで何もしていない自分であるが、その響きをいつかは誰かに伝えられるかもしれないと慰めている。

☆私のことはともかく、湘南白百合の生徒は、世界に歩みだそうとしているのだから、気を付けて、でもがんばって、ともに祈っているよと声をかけたくなる。

☆でも、そのために語学研修プログラムとは、少し違うのではないかと思う人もいるかもしれない。いや早合点してはいけない。先がある。

世界に通用する英語力を身に付けてこそ、世界で活躍できる。同校では、グローバル資本主義ではない、本質的な人間性を高めるために、今後さらに国際教育に力を入れていく意向です。

☆グローバル資本主義ではない!では、どういう主義なのか?それはミヒャエル・エンデが「エンデの遺言」で伝えている。それは、あの「モモ」でも伝えている自然秩序的経済。黄金律に準拠した市場経済をということだ。どうしてそんなことがわかるのか?それは語学研修の次のシークエンスを読めば自ずとわかる。

中1 春休み研修
オーラルコミュニケーションの能力アップを目的にしたプログラム。アメリカの大学生を講師に、1グループ10人程度の少人数で行う

中1~中2 韓国チェジュ KIS JEJUキャンパス
設備、教員ともに充実した韓国のインターナショナルスクールで、アメリカ留学同等の教育を受ける

中3・高1 オーストラリア研修
現地でホームステイをしながら、カトリック女子校で語学研修を行う

高1・高2 アメリカ スミスカレッジ語学研修
アメリカの女子エリート校で、単なる語学研修ではなく、より学問的に高い学びを習得する

高1~高3 エンパワーメント プログラム
海外の学生をファシリテーターに、あるテーマについて話し合いながら、コミュニケーション能力、クリティカルシンキング能力を育成する

☆英語のスキルとして、CEFRでいうA1A2B1B2レベルまでを、高1までトレーニングし、高2・高3では、CEFRでいうC1レベルに挑戦するよというプロジェクトになっている。

☆特に「エンパワーメント プログラム」は、IB(国際バカロレア)のTOKをすぐに想起させる哲学授業ということ。

☆欧米、特にキリスト教において、言葉はたんなるスキルではない。思考であり、神様そのものなのだ。だから、「エンパワーメント」ということなのだ。ヨハネの福音はこう始まる。

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。

☆英語力が大学受験のためのスキルであっていいはずが、カトリック学校では、ないのはそういうわけなのである。

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