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2014中学受験【074】 土浦日本大学中等教育学校 教育の神様

☆今年の最大の教育トピックはグローバル人材育成の時代が本格的にやってきたことだった。同時にグローバル人材とは何か?が問い返される政治経済の問題もニュースで毎日のように報道された。東京オリンピック・パラリンピック招致成功の光と影も見せつけられた。

☆そんなときに、昭和の経営の神様松下幸助からその精神を引き継いだ平成の経営の神様稲盛和夫氏は、リベラルアーツの重要性を何度も投げかけた。今ではその「京セラフィロソフィー」に学ぶグローバル企業も出てきている。

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☆稲盛和夫氏の講演は、一度しか聞いたことがないが、そのときに科学と数学に裏付けられた哲学は、たしかに根性論や合理性に裏付けられた薄氷の利益主義経営とはまったく違う重力を感じた。

☆これは私立学校のような教育経営にも同じことが言える。大学進路指導根性主義や実績合理性という薄氷の教育がはびこる中で、重力感のある教育経営をする学校だけがグローバル教育の時代のリーダーである。

☆さて、教育の神様が宿る学校はどこだろうか?その1つが土浦日本大学中等教育学校であることは間違いない。大学進学実績も盤石だし、それよりなによりリベラルアーツを大事にしている。合唱コンクールでフィリピンの被災された方々のために義捐金を募る素早い行動は、まさにその象徴ではないか。

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☆英語教育も、ケンブリッジの研修など破格であるが、その実力は英検一級レベル。もし国内の大学に合格することだけ考えていれば、英検二級で十分だろう。

☆英検一級とは、世界標準の言語能力指標CEFRで換算すれば、C1レベル。これはイギリスの大学院に進むときに要求されるレベル。つまり、A1A2B1B2までは、英語のスキルとしての能力が重要なのだが、C1になると、欧米のロゴス主義を想起すればおわかりのように、言語と思考は一致するという段階。つまり英語によってリベラルアーツを体得するステージである。

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☆リベラルアーツは、稲盛和夫氏ではないが、数学や科学に裏付けられていなければならない。だから、同校の科学教育も大学合格レベルを超えていることが、なにより教育の神様が宿っている証拠である。それに、数学や科学の発想を逆照射するICT教育は最先端。上記写真(今まではラップトップ。タブレット型は今年の中1から)の端末を生徒全員がいつでもどこでも持ち歩く。校内はwifiが完備している。もちろん、研修旅行にも持っていく。

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☆もちろん、スポーツマンシップや騎士道、武士道は、リベラルアーツでは必須。この点においても、同校が破格のチームビルディングを形成している。

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☆そして、「根っこをつくる」中川校長の「未来授業」の精神が、稲盛和夫氏の「生き方」の精神に重なるのは、言うまでもない。

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