« 2014中学受験【033】 中学受験 豊洲で盛り上がる! | トップページ | リクルート 高校生のためのキャリアデザイン入門 »

PISA2012の報告書を、学者はきちんと読もう

☆産経新聞 12月4日(水)7時55分配信 によると、

3日に結果が公表された2012年実施の経済協力開発機構(OECD)国際学習到達度調査(PISA)。日本の15歳の学力が充実した背景には、教育現場の地道な努力がある。03年実施のPISAショックから9年。学校や塾では今、単なる暗記力や計算力ではなく、知識の活用力や表現力を伸ばすPISA型学習が進められている。

☆教育現場や塾が、PISA型学習をする傾向にあり、結果として今回のようになりましたというのは、歓迎だけれど、同記事で、学者が語っているのは、どこか違和感あり。

政府の教育再生実行会議委員を務める八木秀次・高崎経済大学教授「日本の15歳の学力が上昇したのは、全国学力テストの影響が大きいだろう。学力向上の鍵は、成績下位校の教育改善に力を入れて学校間格差をなくし、全体のレベルを引き上げることにある。全国学力テストにより成績下位の地域、学校が明らかになり、重点的な教育施策で底上げが図られるようになった。引き続き教育再生に取り組めば、日本の成績はさらに向上するに違いない」

☆教育う現場や塾が、PISAで得点をあげることが、仮に目的になっても、日本全体のビジョンがそうでなければよいのだ。つまり、PISA型の学びやスコアは、教育のシステム改善の手段であって目的ではないということ。

☆日本全体では、PISAの調査とは、どんなところに教育システムの偏向があるのか、それを再構築するには、他国の例などでどんなところが参考になるのか、リサーチするデータの1つ。

☆また、学びの権利が浸透していない国があれば、共に学ぶチャンスをどのようにつくっていくか、そのための活動の可能性としてどういうプログラムがデザインできるのか、それを探求するデータとしての価値の方が重要だということ。

☆それを、学力や成績向上が目的になっているのは、何かが違うだろう。そして、その学力や成績を測定する方法論が、日本の教育では科学的に構築されていないところをいかに再構築するのか、そういう議論も必要なのに、ゆがんだ鏡のままそれで学力向上を目指すというのも。。。

☆一票の格差をめぐる違憲状態であっても、無視してその結果法案が通過しても、どうしようもない状態だから、一事が万事と言うことかもしれないが。

|

« 2014中学受験【033】 中学受験 豊洲で盛り上がる! | トップページ | リクルート 高校生のためのキャリアデザイン入門 »

21世紀型教育」カテゴリの記事