海外大学と新たな連携 ジョイントディグリー?
☆もはやここまで来たかあという感じ。日本経済新聞2013/12/17 1:30 によると、
文部科学省は16日、日本と海外の大学が共同で教育課程を作り、履修した学生に両大学連名の学位を与えるジョイント・ディグリー(国際連携学位)制度を導入する方針を決めた。海外の高水準の授業を取り入れることで大学教育の質を高めるとともに、海外留学を促すのが狙い。同省は「国際社会で活躍する人材の育成につながる」と期待している。
☆世界的な動きだから、それはそれでよいのだが、どうも記事にある文科省の理由がピンとこない。
(1)海外の大学で高水準の教育が受けられる
(2)高い語学力が習得できる
(3)国際社会で評価される学位の取得により卒業後、外国企業などへの就職が有利になる――などを指摘。
(4)「教育課程を共同で編成する国内の大学にとっても、海外大学のレベルの高い教育を吸収する良い機会になる」(同省幹部)と期待している。
☆国内大学の自助努力は諦め、世界ランキングの高い海外大学のご威光を借りましょうというように聞こえるのは私だけだろうか・・・。
☆たしかに越境するグローバル大学という意味では、そうなのだが・・・。
☆いずれにしても明快なのは、消極的であれ積極的であれ、海外の大学と連携できるかどうかが、今後の学校の評価視点として重要になるということ。
☆それは中高でも同じ。海外の中高と連携しているかどうか、まして海外大学の指定校などの連携を有しているところは、高い評価を得ることになる。受験市場はまだそこを支持していないが、気づくのは時間の問題。大学が変わるのだから。
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