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東大合格発表の季節【01】 東大推薦入試予告

☆新聞各紙で、一斉に「平成28年度東大推薦入試の予告」についてコメントを掲載。しかし、内容については、東大のサイトで、当局が公表しているから、そちらを見て確認することができる。

【別紙】平成28年度推薦入試について(予告)

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※別紙「平成28年度東大推薦入試について(予告)から

☆各学部によって推薦要件・面接方法等が違うので、上記「別紙」の予告を見ることをおススメするが、要は、

グローバルリーダーへの意欲

探究学習を積み上げてきた

ボランティアの体験を深めてきた

TOEFLiBT100以上、IELTS7.0以上の英語力

大学入試センター試験でハイスコアをゲットできる力

☆は基本条件のようだ。

☆そして、面接では、これも学部によって違うが

コミュニケーション能力(基礎知識のやりとりなど、口頭試問的要素が濃い)

プレゼンテーション能力

ディスカッション能力

☆はやはり基本。これでは、スーパーグローバルハイスクールの条件に重なるところがほとんど。グローバル人材育成時代を反映している。いや、けん引しているのかもしれない。

☆各紙では、人物重視試験と認識しているが、基本的な条件を見ると、好奇心、開放的精神、「なぜ」という論理思考など科学者・学者・クリエイティブな人材の素養をもった人物のことであり、高次思考とリーダーとしての寛容性を有している総合的な能力を持った真のエリート的な人物像が期待されている。

☆一般的な言葉で言えば、高度な学力と高邁な精神の持ち主を選抜するということだろう。募集人数は、後期試験を廃止した分の100人。つまり高校卒業人口の0.01%である。あまりに狭き門。

☆せめて15%ぐらいは推薦入試にしないと、結局は変わらない。徐々に推薦入試の枠を拡大することを期待したい。というのも、世界ランキング100位以内の大学の募集の仕方は、むしろこの推薦入試の発想に近いからである。

☆いずれにしても、今月27日から出願がスタートしている。そして、前期日程が2月25日(火)・26日(水)に行われる。

☆日本の学歴&受験文化の象徴的イベントが近づいてきた。

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