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2014中学受験【101】 富士見丘 説明会×チャレンジ体験 基礎学力と高い思考力をつなぐ教育

☆今月11日、富士見丘では説明会と入試問題のチャレンジ体験が統合的に行われた。

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☆統合的にというのは、一般に説明会と入試問題の体験授業は別々に行われるが、富士見丘は、説明会時に受験生は別室で試行問題を解いてはいるが、説明会が終了すると保護者のいる説明会会場に戻ってきて、そこで問題解説授業を保護者と一緒に受講するというスタイル。

☆保護者は詳しい教育の内容と同時に、それが授業できちんと反映しているかどうかを確かめることができる。学園当局も、理想と現実が一致していることを表現するわけだから、緊張感と自信の気持ちの両方を伝えることができる。

☆吉田校長は、日本私立中学高等学校連合会の会長であり、中教審の委員でもあるから、参加者がダイレクトに大学入試改革やグローバル教育学習指導要領の影響をうけることを明快に説明。

☆しかし、同時にそれは富士見丘がすでに積み上げてきたことであるから、何も心配することはない。大学入試改革で、1点刻みの学力評価だけではなく、生徒1人ひとりの才能やこの学校で学びたいという意欲の評価をすることになっているが、すでに富士見丘ではWill入試を久しく実行していると、論より証拠説明された。

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(Will入試については、副教頭の白鶯訓彦先生から丁寧な説明があった。)

☆そして建学の精神である「忠恕」という思いやりこそ、グローバル人材にとって大事な思いやりの心、寛容の精神、誠のおもてなしであることをしみじみ語られた。

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☆その吉田校長の話をうけて、淺古先生が、具体的に教育システムをプレゼン。プレゼンテーション教育が徹底している富士見丘だけあって、中2の生徒もいっしょに自分の学校をパワーポイントを使いながら表現する。

☆写真あり、図ありでわかりやすい。すでにイギリス研修旅行も体験しているから、他校と違い、中学段階でグローバル体験を交えて表現できる。ここでも吉田校長のビジョンが、現実に浸透していることが了解できる。

☆淺古先生の柔らかく自信をもったプレゼンテーションは、富士見丘の忠恕を体現。この教育の総合力が、伸び率の高い結果につながっているデータも公表。面目躍如となった。

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☆チャレンジ体験では、量は本番の半分にし、組み立てられ方は同じにしたテキストが使われた。試行問題としてシミュレーションできるようになっていたのだ。

☆一般に従来のテストは、客観テストである。国語であれば、出題された文章のどこに何が書いてあるか、確認すること要約することが中心。受験生の主観は問われない。

☆しかし、グローバル時代は自分の考え方が問われるし、イノベーションの時代でもあるから発想も問われる。

☆したがって、基礎学力のみならず探求する思考力も重視される。そこで、富士見丘では、基礎学力と体験やリサーチに基づいた自分の考えの両方を問う授業とさらにその自分の考えを掘り下げる探究学習のチャンスがある。

☆授業と探究学習のつなぎが、「思考力」であることは言うまでもない。入試問題は学校の顔であるから、入試問題にも「基礎学力」と「思考力」を問う問題が出題されている。

☆そして、一般的な模擬試験とは違う思考力の問題を「新傾向問題」という名称で呼び、生徒が自分の発想を発揮してよいという信号を伝えているのである。

☆授業では、当日参加した受験生の解答を紹介し、ほめる場面もあったが、ふだんの授業がそもそもそうなのだろう。伸び率が高いというのは、こういう何気ない教師の言動に秘密があるものだ。

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