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スーパーグローバルハイスクール公募説明会資料の驚愕の意図

☆今月14日、文科省はスーパーグローバルハイスクール公募説明会を開催。500校が集まったと聞き及ぶ。100校構想として立ちあがったが、今年は50校募集ということのようだ。10倍である。

☆文科省によると、今週中に同省サイトで当日配布した資料を公開するということだから、もしかしたら、もっと増えるかもしれない。

☆しかし、資料を見ると、1月28日までに、申請希望校調書を提出し、2月14日には、実施要項・公募要領を提出しなければならず、準備が出来る学校がどれくらいあるのか、そっちのほうが心配になる。

☆91ページもある資料が配られたのだが、準備する事項があまりに多すぎる。ふだんからこの要項を埋めるだけの教育を行ってきた学校はあるのだろうかと驚くような内容なのだ。いや本当の意味を知ったときに、なんてラディカルなのだろう!文科省もやるなあと。

☆骨子だけ見てみよう。「取り組み内容」は

・グローバル・リーダー育成に資する課題研究を中心とした教育課程の研究開発

又は

・先進的な課題研究等の実績を踏まえた、グローバル・リーダー育成に資する発展的な実践(単なる提案ではダメ)

・グローバル社会・ビジネスに関する課題として、文理融合型の課題研究も推奨

・学校全体の授業改善に資する教育課程及び教材の研究会開発の実施も推奨

☆「管理・運営の方法」

・学校長の下、学校全体としての組織的な研究開発体制の整備

かつ

・個々の取組及び本事業全体の成果の検証・評価に関する効果的な手法を開発・実践 3年目の中間評価及び5年目の最終評価における確実な成果検証

かつ

・管理機関による独自の取り組みや支援、支援期間終了後の継続的な取組の実施

☆とあるのだ。ぶったまげるとはこういうことだ。グローバル人材育成の時代、大学入試改革の時代、次期グローバル教育学習指導要領の進行が、全部重なって、パイロットケースをSGHに先行的に作ってもらおうということだ。

☆「取組内容」をもう一度見てもらえば、わかる。一言で言うと、カリキュラムイノベーション!である。

☆「管理・運営方法」をもう一度見てもらえば、わかる。学習する組織とエンパワーメント評価!である。

☆カリキュラム・イノベーションとは、今の教育課程にないことをやるというわけ?そういうことである。資料にはこうあるのだ。

学校教育法施行法・・・・・・・に基づき、現行教育課程の基準によらない教育課程を編成、実施して研究開発を行うことができる。

☆と。じゃあ、今の枠内でやってもよいんだね?いや、不可能なのだ。というのも、詳細要項の中には、大学と連携することは必須条件。プロジェクト学習をすることは必須条件、CEFRはB1B2に到達することが必須条件。海外大学の進学も促進すること必須条件。業者丸投げはダメ。

☆つまり3R(読み・書き・そろばん)から3X(リサーチ・ディスカッション・プレゼンテーション)に自力でシフトしろということだ。

☆今まで総合学習でやってきたことじゃないか?いやいやもっと発展させろとまで資料にはある。

☆プロジェクト学習(PBL)とかCEFRというのは、グローバル教育を目指してきた一部の私立学校にとっては、当然という感じだろうが、ほとんどの学校にとっては、唖然とするしかないだろう。

☆しかし、1校1600万円の予算がつく。幹事校は1900万だ。ぜがひでもやろうとするだろう。

☆ここまで、来て、気づかれた方はいるだろう。そう、そうなのだ。御三家とか呼ばれている学校は、カリキュラムイノベーションなんかしようと考えていないし、東大以外と連携する気はないだろうし、学習する組織なんかしたくないはず。個人主義で成立してしまうからだ。それに偏差値評価で十分じゃないか、何をエンパワーメントする必要があるのだと思っているだろう。

☆公立高校についても同じだ。進学中心のナンバースクールのような学校は、SGHのコンペ要項を満たせない。もし満たせたら出来レースになってしまうだろう。

☆堀川高校とか公立中高一貫校とか、グローバル教育に熱心な私立学校は要項を満たせる可能性が高い。

☆つまりは、学歴ピラミッド社会をぶっ壊そうというねらいが文科省の本当のねらいなのではあるまいか。

☆もっとも、御三家の同窓力は、アクロバティックな力を使って、あっさりSGH認定を獲得するかもしれないがA^^);。

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