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スーパーグローバルハイスクール(SGH)のメタファを読む(02)

☆スーパーグローバルハイスクール構想の応募要領について、話を聞く機会が増えた。その際、要項というか構想条件が複雑で、一点突破できない感覚。

☆要素還元主義的発想でないのは了解できるが、こうもいきなり要項段階から関係総体主義的発想とは、文科省自身も内生的転換を果たしているのだろう。

Sghstructure

☆どこからどこまで話していけばよいのか、議論しているうちに、一つの条件の話で深みにはまってしまって、これを続けていては、公募要領を提出する期限に間に合わんという話で終わる。

☆そこで、要項の条件構造をマッピングすることにした。まずは全体を鳥瞰しなくては。

☆すると、これは恐るべき開発構想を高校に委託するものであることが、改めてわかる。

☆というのも、この要項を全部満たしてしまうと、今まで、どこにもない学校ができ上がってしまう理想学校になるからだ。

☆だから、公募要領は、70%ぐらい充実して書いたとしても、かなりすごい開発を行うということになるから、何をやりたいかというコンセプトだけきっちり決め、ステークホルダーの協力は、まずは強力な1人を決める程度までしかいかないだろう。

☆ただ、このSGHの公募要領の条件は、ある意味21世紀型学校のビジョンを創り上げるインターフェースであると同時に、現状の学校を評価する項目でもある。

☆ところで、SGH要領にはないものを、一か所マッピングしたが、それはグローバルリーダー養成教育課程で欠かせないのは、プロジェクト学習と教科の結合方法の発見なのである。

☆SGH構想を実現していく中で、教員の意識や活動、発想が変容することが要件になるが、それには、結局のところ、グローバルリーダー教育と教科教育の連携がポイントになる。

☆このポイントが内生的変革で、そのコアがあって、外部とのコラボが成果をもたらすことになる。何も内生的という言葉を使わず、内部と外部という使い方でよいではないかと言われるかもしれない。

☆内部のコラボの時に、内生的結合ができていないと、役柄分担協調で終わるということを言いたいわけだ。役割分担は、相互補完と相乗効果刺激がなければうまくいかないが、相互補完するにしても、相乗効果を刺激するにしても、内生的コードが必要になる。

☆このコードは決して門外不出であるというパラドクスが歯がゆいが、それがなければ独自性はまた生まれない。

☆この内生的コードが出来あがっている学校こそ、SGHの要項を満たすかどうかよりも、本来は最重要なのであるが、それは私立学校にしかない遺伝子でもあるのだ。

☆もし、その内生的コードにこだわって、要項調書を作成しようとすると、公立学校は、そこはこだわらなくてよいわけだから、私立学校は間に合わなくなるだろう。今回はあくまで、そこは意識するぐらいで、書き起こそうとせずに、機能的に割り切って書いた方がよいと思う。

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