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2014中学受験【170】 工学院 新たな旅たちへ

☆2月5日(水)早朝、工学院大学附属中学校の先生方は、昨夜の降り積もった雪や氷を路面から一掃。最終試験の準備万端で受験生を迎えた。

☆昨年平方先生が校長に就任して1年、2015年に向けてカリキュラムイノベーションの準備が進んだ。そのイノベーションのビジョンは、21世紀型教育の実行である。

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☆その噂を聞き、はじめて訪れ、工学院にチャレンジする受験生の保護者に、平方校長は、先月最終説明会で話された要旨を語った。

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☆21世紀も14年目を迎えて、ようやく世界の教育、そしてそれに引きずられながら日本の教育も大きく変わるという変化のベクトルについて話された。

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☆身近なところでは、今の中1が大学入試を受験するときには、大学入試制度が、グローバル人材の素養の総合力を診るように変わっているし、社会に出る時には、今ある仕事のうち65%はなくなっていると言われている。

☆しかし、最も大事なことは、その激しさが続くことだ。だから、どこまで行っても、未知の局面に出会う、そのときに論理的かつ全人格的に、的確な自己判断ができる力を身につけておく必要があるのだと。

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☆そのためには、教師と生徒の知の関係の場である授業が変わる。20世紀型の一斉授業は、与えられた解答に導く授業で、教える教えられる関係だったが、教師はファシリテーターになって、生徒と共に学んでいくプロジェクト型や対話型授業になる。そのために工学院では、授業のイノベーションを学内で行っているという。

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☆そしてその授業を支える基礎は、≪GIL≫教育であり、ハイレベルのツールである英語とICTの活用能力はさらにそれを濃密にする。その準備を整えて、2015年には、かなりいいものになるから期待をしてほしいと。

☆2015年まで待つのかというと、できるところから始めているから、新中1もその恩恵に浴せるから心配はない。

☆また21世紀型教育を独自に行っているから、政府や文科省が計画している日本語IB構想やスーパーグローバル構想を超えた教育になると固い決意表明をされていた。

☆実際、今年度すでに、新たに次のような取組が行われている。実に快進撃。今年本格的にカリキュラムイノベーションするのであるから、その期待は高まる。

・8人がオーストラリアに留学(1人50万は支援を東京都から受ける制度を活用)

・2018年大学入試改革対応の思考力テストの実施。工学院の「思考力」はリベラルアーツの基礎学。

・今年度入試では、帰国生入試を2月前に行わなかったが、帰国優遇を行い、英検準二級以上取得者は、算数とインタビュー試験を実施。これは、工学院のグローバル教育に期待と関心をもった帰国生のために急きょ年末に設定するという俊敏さ。インタビューは世界ランキングの50位以内のアメリカの名門大学を卒業した留学経験のある日本人教師による英語の口頭試問と校長面接。

・今年の卒業生の中に、すでに海外大学進学を決めている生徒が2名でている。

・電子黒板20台を導入し、iPadは、まずは教職員全員に配布。

☆かくして、≪GIL≫教育はスタートしているのである。

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☆2014年中学入試の大勢もそろそろ決まり始めた。明日からは、いよいよカリキュラムイノベーションの実効あるのみ。メディアの方々も、明日取材にくるのも、2015年にむけての学びと授業についてだと平方校長は、静かな情熱を表情に表した。「社会で必要とされる若者がたくさん誕生するイノベーティブスクールにデザインしますよ」と。

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