2015中学受験生のために【002】 創意工夫する学校
☆朝日新聞デジタル 2月6日(木)22時23分配信 によると、
オバマ米大統領は4日、全米ほぼすべての学校や図書館で、5年以内に次世代高速ネットと無線LANを整備する計画を明らかにした。アップルの協力を得てタブレット端末「iPad」を提供するなどし、将来は生徒一人ひとりが情報端末を使ってネットを使った授業を受けることを想定している。
高校以下のすべての教育機関が対象。手始めに2年で予算20億ドル(約2千億円)を投じて、1万5千校の児童・生徒2千万人にネット環境を整える。
☆毎日新聞 2月6日(木)20時7分配信 によると、
デジタル教材の活用を目指し、東京都荒川区は6日、4月から区立の全34小中学校にタブレット端末約9200台(先行配布分を含む)を配布すると発表し、2014年度区予算案に事業費約8億円を計上した。他の自治体では佐賀県武雄市も4月から全市立小11校の児童にタブレット端末約3000台の貸与を始め、市立中5校の生徒にも順次貸与する方針を明らかにしている。文部科学省情報教育課は、公立小中学校への一括配布は「全国的にも他に例を聞かない」としている。
☆はやくも、2014年度の新しい教育活動が動き始めた。米国の話と東京都荒川区や佐賀県武雄市の話は、まさにグローバル教育が遠い海外の話ではなく、身近な出来事であることを象徴している。
☆しかしながら、この話は、教育のごく一部の話に過ぎない。タブレットや電子書籍をそのまま学校につないでも、何の効果もない。起業が利潤を得て、市民は税金を奪取されて終わってしまう。
☆やはり学校における創意工夫があって、導入されねばならない。しかし、それが今まではなかった。それゆえ、箱物行政と言われてきたが、教育行政もその例外でなかった。
☆なぜ創意工夫がなされないのか、それは「学びのコミュニケーション」がデザインされてこなかったからだ。もちろん、教師個人個人の中には、優れた学びのデザイナーがいる。
☆しかし、それでは、子どもを取り囲む世界は変わらない。学校全体が一丸となって取組む必要がある。
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